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2021年に「深作組ドイツ三部作」と銘打ち、『火の顔』を始めとするドイツ戯曲を3作品上演した深作組が、主演に声優の夏川椎菜を迎え、「新ドイツ三部作」の第1弾として、ドイツを代表する劇作家シラーの『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』を上演することが決定した。

演出を手掛けるのは、演劇やオペラ、映像作品などで活躍の深作健太、出演は、初舞台にして初主演となり、声優やアーティストとしても快進撃を続ける夏川椎菜、映画・ドラマ・舞台など多彩な分野での活動が目覚ましい溝口琢矢、そして舞台のみならず、映像でも華やかな活躍をみせる元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛原実花らが決定した。

シラーの時代から普遍的に続く〈平和〉へのメッセージをこめて、フランス・イングランド両軍の将兵を、あえて同じ俳優が演じるという演出にも注目だ。

夏川椎菜 コメント

『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク』でジャンヌを演じます、夏川椎菜です。演出の深作さんとは、朗読劇でたくさんお世話になりましたが、今回は舞台ということで私にとって新たな挑戦です。今から緊張と不安で倒れてしまいそうですが、演じるのはジャンヌですから、いつまでもウジウジしていてはいけませんね。

これから始まる、私にとっては未知の舞台お稽古……ジャンヌの勇ましさを借りる気持ちで、粉骨砕身、どうにかこうにか食らいついて色々と吸収していけたらと思います。夢と挫折と愛国心の物語、どうぞお楽しみに!

深作健太 コメント

これは〈戦争〉について、皆さんと一緒に考える演劇です。ジャンヌ・ダルクは、日本でも有名なフランスの英雄ですが、たった一人、十七才の若さで戦場に飛び込み、十九才で火刑にされて散った、彼女を突き動かしていた〈神の啓示〉とは、一体なんだったのでしょうか? 一人の少女の純粋な〈愛国心〉を利用し、搾取する男性原理の社会。それはとても現代的なテーマをはらんだ戯曲です。いろんな時代に、多くの名優によって演じられてきたジャンヌ役を、今回はついに初舞台・初座長という形で、夏川椎菜さんが演じます。夏川さんはこの四年間たくさんの朗読劇で御一緒してきた、僕にとって最も信頼する役者さんの一人、まさにミューズ(芸術の女神)です。

15年ぶりに御一緒する溝口琢矢さんや、盟友・愛原実花さんら、深作組に御縁のある、素敵なキャストが揃いました。時代はますます混迷を深めておりますが、この記念すべき祝祭を、大切に盛り上げてゆけたらと思います。ぜひ皆様、劇場へお出かけください。

■あらすじ

時は十五世紀――長く続く、英仏百年戦争。
神の声に導かれ、故郷を飛び出した少女・ジャンヌ。
オルレアンの町を救うため、ひとり戦場へ身を投じた彼女の〈信仰心〉はフランス王シャルル七世や王母イザボー、イングランドの騎士ライオネル、そして両軍の将軍と兵士たちを巻き込んで、やがて火刑台上の 驚くべきクライマックスへと突き進む……。