楽しいニュースをまとめてみました。

2023年2月10日(金)~12日(日)東京文化会館にて(福岡公演あり)、東京バレエ団特別公演『上野水香 オン・ステージ』が上演される。

ダンサーとしての類いまれな資質を備え、つねに第一線で活躍を続けてきたプリンシパルの上野水香。令和3年度(第72回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞記念の第2弾として、今回、上野の代表作をそろえたステージを開催。

上野が披露するのは、東京バレエ団入団直後から踊り始めて、本人が「ようやく自分の表現が見えてきた」と境地を語り、芸術選奨の受賞理由ともなったベジャール振付『ボレロ』。その恵まれた身体条件が如何なく発揮され、早くから上野の代名詞になった『白鳥の湖』。そして彼女を若い頃から高く評価してきた巨匠ローラン・プティの作品。今回はこれらに、上野本人が憧れて踊ることを切望したヌレエフ振付『シンデレラ』を加え、ゲスト・アーティストに迎えるマルセロ・ゴメス、近年のパートナーである柄本弾とともに渾身の演技を披露する。

『白鳥の湖』上野水香  撮影:Kiyonori Hasegawa

『白鳥の湖』上野水香  撮影:Kiyonori Hasegawa

一方、東京バレエ団は昨年、今年の「HOPE JAPAN」ツアーにおける18回の上演で練度を増したマリウス・プティパの『パキータ』と、もうひとつの自慢のレパートリーであるイリ・キリアンの『小さな死』でステージを盛り上げる。

これまで上野水香の舞踊人生を見守り、応援してくださった方々への感謝の意を込めて、彼女が東京バレエ団の仲間たちと贈る特別公演。どんなステージになるのか、期待しよう。