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世田谷パブリックシアターでは2023年7~8月に、直木賞作家・森絵都の累計発行部数120万部を超えるベストセラー小説「カラフル」を原作として、株式会社アミューズと世田谷パブリックシアターの共同制作による新作ミュージカル『カラフル』を上演する。

脚本・作詞・演出を担うのは世田谷パブリックシアター初登場となる小林香。数々の海外ミュージカルの演出を手がける一方、作・演出を一手に担うオリジナルミュージカルの創作も得意とする気鋭の劇作家・演出家だ。

作曲・編曲は、ミュージカルのみならず、多岐にわたるジャンルで活躍がめざましい大嵜慶子が手がけ、小林と数々の作品でタッグを組んできた彼女の透明感あふれる美しい楽曲たちが今作を彩る。

主人公<ぼく>役を演じるのは幼少期から類稀な才能を発揮し現在もなお多方面で活躍している鈴木福。思春期の悩みや葛藤と向き合い成長する少年を等身大で演じる。

さまざまに姿を変え主人公を導くガイド役のプラプラを演じるのは、数々の名舞台に出演しており、かつ映像の世界でも唯一無二の個性を発揮し続けるエンターテイナー、川平慈英

原作の小説「カラフル」は出版から20年以上経ったいまもなお幅広い世代から愛される児童文学の金字塔だが、今回は「せたがやこどもプロジェクト2023」《ステージ編》として、鈴木福と川平慈英の多彩な才能を持つ俳優たちの共演と小林香の魅力あふれる演出で、“モノクロだった世界をカラフルに変える”ミュージカルの「魔法」を届ける。

『カラフル』ティザーMV 宣伝写真:間仲宇

『カラフル』ティザーMV 宣伝写真:間仲宇

 
あらすじ

「おめでとうございます!抽選にあたりました!」

死んだはずの<ぼく>(鈴木福)の魂は、ガイド役のプラプラ(川平慈英)に導かれ、自殺を図った小林真として人生の再挑戦をすることに。家族やクラスメイトとの関わりの中で、モノクロだった世界のイメージが少しずつカラフルな色に変わりはじめたとき、<ぼく>の生前の罪が明らかになる…。