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Mr.ふぉるてが3月15日に“愛”をテーマにした 2nd EP『A disease called love』をリリースする。
吉河はのん(Dr)の休養の発表や稲生 司(Vo/Gt)の喉の不調など、「なかなかバンド活動がうまい方向に進んでいかなかった」と話す2022年。そんななか「バンドが動き出せる一歩」となった出来事や「期待感に溢れたEPになった」と語る今作について。そして4月から開催される全国ツアーに向けて話を訊いた。

──2022年は、稲生さんの喉のことや、吉河さんの休養の発表など、様々な出来事があった1年だったと思います。それを経て、2nd EP『A disease called love』を完成させた今、みなさんとしてはどんな感覚がありますか?

阿坂亮平:司くんが喉を壊してしまって、バンド自体の活動が一旦止まってしまったような形になったのと同時に、(吉河)はのんちゃんの休止もあって。なかなかバンド活動がうまい方向に進んでいかなかった中で、司くんが「無重力」という曲を書いてきてくれたんですけど。ここからまた少しずつバンドが動き出せる一歩になるんじゃないかなっていう期待感に溢れたEPになったかなと、個人的には思っています。

福岡 樹:前回のツアー(『Mr.ふぉるて LIVE TOUR 2022 ~両手を広げれば今夜どこまでも行けそうさツアー~』)の前は、ひやひやした状態が続いていて。そこからツアーをまわりながら、ツアーファイナルで「無重力」を初披露したんですけど、そこがひとつのターニングポイントというか、一歩前に進めた感じがありましたね。そこから新曲を入れて、EPを出して、またさらに進めるというか。バンド自体に期待感が高まっているし、ファンの人にもこのワクワク感を伝えていけたらなと思っています。

──稲生さんはいかがでしょうか。2022年振り返ってみて、EPを完成させた現時点の心境というと。

稲生 司:詳しく話すと、去年は喉のこともあったんですけど、人生で初めて喘息になってしまって。通院しながらお医者さんに相談していたんですけど、「もう歌うのは厳しいかもしれません」と言われて、すごく落ち込んでしまったことがあって。それ以外にもいろんなことが重なってしまい、自分でもちょっと抱えきれないぐらいになってしまっていたんですけど、それをメンバーやスタッフに話したら、暗い気持ちを伝染させてしまうような気がして、あまり相談できなくて。自分の中で本当の孤独を味わったし、本当に底のない絶望を感じた2022年だったんです。

──そうでしたか……。

稲生:ボロボロの状態ではあったんですけど、良い言い方をすると諦めたくなかったし、ちょっと弱音を吐くと諦めるのも怖かったというか。続けるのも怖いし、諦めるのも怖いし、どっちも怖かったんです。でもツアーも決まっていたし、待ってくれている人もいるからと思って、もう一度頑張ってステージに立とうと決めて。そこからボイトレの先生と相談しながら、呼吸の仕方とか、いろんな細かいところまで分析して、歌い方も変えたりしたんですけど。

──そこからツアーに臨んだと。

稲生:元々は新曲ありきのツアーの予定だったんですよ。でも、曲が書けずにまわることになってしまって。そこでの苦労もあったんですけど、やっぱりどうしてもこのツアーにこれからの自分達に意味を持たせたいと思って、ボロボロの状態の中で書いたのが「無重力」で、どうしてもこの曲をツアーでやりたいという話をメンバーにして。1曲書き終えたことで少しホッとした部分もあったんですけど、ここから次の新作を出すまでの期間のことを、特に何も考えていなかったんです。そのときに、制作の方に「EPを出してみたらどう?」と言ってもらって。だから、「無重力」を書けたことにも光を感じたんですけど、「EPを作ってみないか」と言ってくれて、もっと先が見えたというか。それでこのEPが出来上がって、まだ100%ではないんですけど少しホッとしている自分がいるというか。いまはそんな感じですね。

稲生 司

稲生 司

──なるほど……本当に大変でしたね。もう歌うのが難しいかもしれないと言われたとき、どうしたらいいのかわからなくなってしまったと思うんですけど。

稲生:そうですね、そこからすごく病んでしまって(苦笑)。今まで当たり前のようにできていたことができなくなってしまって、こんなにつらいんだ、とか。このコロナ禍で、今まではできていたことができなくなった瞬間をみんな経験していたと思うんですけど、その気持ちを背負ったまま、さらに追い込まれてしまった感覚はありましたね。

──そこからすぐに曲を作ろうという心境になれました?

稲生:いやぁ、なかなかなれなかったです。でも、無理矢理にでも自分を明るくしてあげないと、もっとおかしくなってしまいそうで。なんか、「落ち込んでいるときのほうがいい曲を書ける」みたいなことを、先輩やいろんな方から聞いたり、耳にすることがあって。今まではそのことを信じてなかったんですけど(笑)、それを一回飲み込んでみようと思って。それで……自分がスーパーと病院と自宅の3カ所を行き来していた時期に、スーパーの帰り道にすれ違ったカップルの彼女のほうが、「月がキレイだよ、見てみて」って彼氏に言ってて。自分も見てみたんですけど、満月じゃなかったんですよ。なんか、欠けていて完璧じゃないのに、それでもいいって言われているみたいで、初めて人以外のものに嫉妬したことがあって。それが「無重力」の歌詞にもなっているんですけど。

──2Bメロのところですよね。

稲生:はい。もう全部嫌になってしまって、歌えないならもういいやって、これまで貯めていたボイスメモとかを全部消して、一旦ゼロになろうと思って整理していたんですけど、その歌詞のメモだけどうしても消せなかったんですよ。それは初めての感覚だったというか。そこからすごいビビっと来て、先輩が言っていた言葉を飲み込みながら、「無重力」を書き上げた感じでした。

──阿坂さんは、稲生さんが書き上げた「無重力」を聴いたときに、どんなことを思いました?

阿坂:本当に苦しいんだろうなっていうのはもちろんわかっていたんですけど、「無重力」のデモが届いて、歌詞を読んだときに、司くんの本当の苦しみとか、どう思っていたのかがすごく伝わってきて。そのときは連絡が取れていなかったので、曲を通してリアルにわかったというか。孤独の中で葛藤していたんだなって。

──なるべく連絡は取らずに、そっとしておいてあげようという感じだったんですか?

稲生:いや、みんな連絡をくれていたんですけど、僕がまったく返さなかったんですよ(苦笑)。僕が拒否してたから、音信不通みたいな状況になっちゃって。なんか、なんて返したらいいのかもわからなくなっていたんですよね。だから、めちゃくちゃ迷惑かけたな……って思ってます。

──福岡さんはいかがでした? 「無重力」のデモを聴いた思ったことというと。

福岡:ちょっとネガティヴな感じはあるけど、ポジティヴなものよりも、ネガティヴのパワーって強いと思うんですよ。人間って誰もが悩む時期とか落ち込む時期ってあると思うんですけど、経験したことは司くんとは違っていても、この歌詞に共感して勇気づけられる人もいると思うし、また一歩踏み出す力のある曲になるんじゃないかなと思いました。

──福岡さんがおっしゃったように、ネガティヴな感じはあるけれども、〈世界の重力が弱まって 花の香りのように愛が漂った〉という歌詞がすごく素敵だなと思いました。

稲生:自分が抱え切れなくなった悩みを誰かに相談したときに、それが100%伝わっていないかもしれないけど、人に言えたことで心が少し軽くなることってあるじゃないですか。その心が軽くなった状態を“無重力”というふうに僕は捉えて。もちろん悩みを聞いてくれた相手が本当にどう思っているのかはわからないし、相手の聞き方次第なところもあるけど、聞いてくれて、受け止めてくれて、投げやりに言葉を言うわけでもなく、ただ「大変だったね」って言ってくれたりするのって、すごく愛だなと思って。それでこの歌詞が生まれました。

阿坂亮平

阿坂亮平

──ちなみに、デモを作ったのはいつ頃だったんですか? 前回のツアータイトルだった『両手を広げれば今夜どこまでも飛べそうさ』というワードが「無重力」の歌詞からきているとなると、ツアー前とか?

稲生:ツアータイトルはギリギリで決めたんですけど、さっき話した2Bメロと、〈両手を広げれば~〉は、元々別の曲で使おうとしていた歌詞で、それを「無重力」でくっつけたんです。その歌詞を使った曲を次のツアー前に書いて、世に発信できたらなと思っていたので。だから、「無重力」のデモを作ったのは……9月とか10月ぐらいだったのかな。ツアーで地方に行ったときのビジネスホテルで、亮平くんと一緒に編曲を考えながら進めていたので。

──阿坂さんはどう編曲していこうと考えました?

阿坂:〈ベッドの上から踏み出せてる。〉という歌詞を大事にしたいなと思って。人間が行動できる範囲で言ったらとても小さな一歩だけど、この主人公にとってはとても大きな一歩で、それで大丈夫なんだよっていうことを伝えたかったので。それで、同じ部屋で歌っているような感じにしようと思って、リバーブとか、音が反響するスピードをとにかくリアルに再現しようと思ってました。時計の音とか、ピアノとか、歌の距離感にとてもこだわったので、イヤホンやヘッドホンで聴いてもらうと、よくわかると思います。でも、〈どこまでも飛べそうさ〉と歌っているので、ずっと部屋の中にいるのではなく、最後は大きく、本当にどこまでも行けるようにダイナミクスを大きく作って、広がっていくようにしました。

──広がりはありつつも、過剰すぎないところがいいですね。

阿坂:今回ストリングスをとても意識していて。前に出した「嬉し涙よ雨になれ」は、ストリングスを12人ぐらいの大編成にしていたんですけど、今回は最小限にしてます。あまり大袈裟にはしたくなかったので、編成もそうですし、ストリングスを録るときのマイクの距離とかアンビエント感もとてもこだわってますね。

──バンドにとって大きな1曲が収録された今作には、阿坂さん初作曲の「promenade」や、同じく阿坂さんがリミックスされた「愛慕 -remix ver.-」も収録されていて。まず、「愛慕 -remix ver.-」についてお聞きできればと。

阿坂:僕は、ギターロックとかJ-POPもめちゃくちゃ好きなんですけど、それとは別に、エレクトロミュージックとかR&Bも個人的に楽しんでいて。そういうものもアウトプットしたいなと思って、自分たちの曲をリミックスして、Instagramのストーリーに上げたりしていたんですけど、それをファンの方々がめちゃくちゃいいと言ってくれて。それを鵜呑みにして……(笑)。

稲生・福岡:あはははは(笑)。

阿坂:こういうのも聴いてくれるんだっていうことで、今回入れました。

──いつ頃に作業されていたんですか?

阿坂:結構長期にわたってやっていたんですよ。一気にやるのではなく、空いている時間を見つけては作業して、1日5分とかを積み重ねていく感じで。「promenade」や今回収録してる「マールム」に関しては、本気の編曲モードというか。ふぉるてのことを考えながら作業するんですけど、リミックスに関しては、阿坂亮平個人のおもしろミュージックというか(笑)。本当に趣味のような感じで、お腹が減ったらご飯を食べるみたいに、時間があったらプロジェクトを開いて作業をする感覚でやってますね。

──また次作にも期待しつつ、「promenade」はツアーが終わってから取り掛かったんですか?

阿坂:そうです。「無重力」と同じ盤に入ることになるので、同じような曲を作っても意味がないなと思って。僕が作るのであれば、みんなが気楽に聴いてくれる曲というか。ラフに踊ってくれるような曲がいいなと思って、ダンスミュージックっぽい感じを意識して作って。その後に仮歌詞を書いたんですけど、あとから司くんにちゃんとした歌詞をお願いしようと思ったので、自分の過去の恋愛というか、経験談的なことを書いたんですよ。そしたらそれを引用しながらうまく書いてくれて(笑)。

稲生:ちょっとだけワガママを言って、英語の部分のメロディを変えさせてもらったんですけど。

阿坂:でも、符割りぐらいだよね。ほぼ完璧に入れてくれて、やっぱりすごいなと思いました。

──気楽に聴ける、ラフに踊れるものをと思いながらも、だいぶファンキーな曲を持ってきましたね。

阿坂:そうですね(笑)。否定されるかなと思ったんですけど、その分、音色自体はアコースティックな感じにしたくて。これでキックを808とか、エレクトロな感じにしてしまうとびっくりしちゃうと思うんですけど、はのんちゃんが生ドラムを叩いて、ベースもシンベではなく樹くんがエレキベースで弾いて、生の楽器でグルーヴさせたので。そこは「君の星」でやっていたことでもあるから、うまく調和したかなって思います。

福岡 樹

福岡 樹

──この曲のベース、めちゃくちゃかっこよかったです。

福岡:ありがとうございます! これはすごく大変でしたね……僕自身、こういうファンキーな感じの曲って得意ではなかったんですよ。でも、プレイヤーとして挑戦できましたね。ふぉるてはロックバンド寄りではあると思うんですけど、ベースとドラムでグルーヴを作っていく感じが顕著に出ているというか。アウトロも、楽器隊でスタジオに入って、1時間ぐらいセッションしたやつを使ってるんですよ。

阿坂:本音を言ってしまうと、はのんちゃんが活休するタイミングなのもあって、見せ場を作れたらいいなと思ってたんです。で、アウトロはしっかり決めずにみんなに投げて、誰にも練習させなかったというか、してほしくなくて。で、楽器隊でスタジオに入って、同じ空間で何回もセッションして、一番いいテイクを使おうって。結構思い出深いアウトロになりました。

──歌詞は、阿坂さんの経験談をもとにしつつも、〈たまに自分の中の正義も理性も 殺してしまって 間違えてたって進みたいの〉という、恋愛だけに収まらない言葉も書かれていますよね。

稲生:昔はひとりの人に対して抱く感情を歌っていたんですけど、『sweet life』から大きなテーマで歌うようになってきて。今までの歩みというか、自分が書いてきた歌詞の世界観も入れたいなと思って、この歌詞を書きました。

──稲生さんが作詞作曲された「マールム -malum-」は、それこそ元々書いていたような、ひとりの人に対して抱く感情を歌っていますけど、今回はそういったものを敢えて作ってみようと。

稲生:そうです。10代の頃に書いていた恋愛曲って、良くも悪くもすごくシンプルというか。曲も作ったことなかったし、歌詞を書き始めたばかりだったので、いま思うとちょっと恥ずかしさもあるんですけど。でも、いまの自分の引き出しで恋愛の曲を書いたらどうなるんだろうっていう興味があったので、今回敢えて書いてみました。あと、僕は映画を観るのがすごく好きなんですけど、気付くと愛というものが大きなテーマになっている作品を選んでいることが多いんですよ。結局、いろいろ悩んだとしても、人の愛を感じられたら一番ハッピーだなっていうのが、自分の中にあって。そのことも表現したいと思ってました。

阿坂:曲自体も、ラブソングを書いていた頃みたいなギターロックサウンドにしたいなと思って。ただ、司くんも歌詞をブラッシュアップしているように、ギターロックだけどあの頃とはまた違う、感覚だけじゃなくてロジック的な要素を持ったものを鳴らせたらいいなと思いながら編曲してました。

──確かに、勢いだけじゃないアレンジですね。

阿坂:昔はとにかく音を歪ませたらかっこいいと思っていたし(笑)、音圧で音の壁を作るのが好きだったんですけど、いまはそうじゃなくて。メロディとコードの関係性を大切にしたいので、コードを鳴らしたときに全部の弦の音が聴こえるように、ゲインはなるべく減らしていて。その分、パッと聴いた感じだとタイトではあるんですけど、それよりもそっちのほうを大切にしようと思ってました。

福岡:久々にこういう感じの曲をやったんですけど、自分の初期衝動を思い出すというか。僕としては軽快な感じのリズムで、ベースも8分(音符)で鳴らしてというのが好きなので、その得意分野を伸ばしつつ、いろいろ経験した上でまたここに戻ってきたことで、ちょっと成長した自分達を見せられたかなって思いました。

──その曲達が揃った後、「A disease called love(Intro)」を作ったと。

阿坂:『sweet life』からずっとお世話になっているM!DORI!さんというコラージュアーティストの方が今回もCDジャケットを手がけてくださったんですけど、僕は「マールム -malum-」の歌詞をジャケから強く感じて。好きな人ができたときって、その人が悪魔に見えてしまう瞬間ってあると思うんですけど、それを音で表現するために、ただ可愛いだけじゃなくて、ダークな要素も欲しいなと思いながら作っていきました。なので、この曲を聴いて、僕が恋をしたときの感情を読み取っていただけたら(笑)。

稲生:なにそれ(笑)。

阿坂:僕が恋しているときは頭の中であの曲が鳴ってる感じ(笑)。

稲生:そっかぁ……。

阿坂:えっ、男の子だったらみんなそうだと思うけど。

稲生:そんなことないと思うよ!?(笑) でも、恋した相手によるのかも。思わせぶりな態度を取る人だったら、たぶんこういう感じになると思うし、普通の恋をしていたら、たぶんそうはならない。亮平くんは危ない恋ばかりしてきたってことですかね。

阿坂:んなことない(笑)。

──まあ、ちょっと小悪魔的な感じというか、あざとさがあるというか。

阿坂:ああ! それです!! あざとさを音で表した曲ですね(笑)。

Mr.ふぉるて

Mr.ふぉるて

──(笑)。好きな人が悪魔に見えるというところでいうと、「マールム -malum-」には〈愛から生まれる悪者に 僕はもう飲み込まれそうだよ〉という歌詞もあるわけですが。

稲生:“愛ゆえに”のものってたくさんあるなと思って。たとえば、嫉妬心とか、愛しているからゆえに間違った行動をしてしまうときって、やっぱりあって。そういうことを歌いたいなと思ったときに、この歌詞がパっと頭に浮かんで、そこから広げていきました。

──というところからの、今作の『A disease called love』というタイトルでもあるんですか?

稲生:そうですね。今回の収録曲を平均してみて、愛がひとつのテーマになっているなと思って。それは『sweet life』からずっと軸にあるんですけど、さっき言っていただいた〈愛から生まれる悪者に~〉のところで、僕の中では愛ってひとつの病気だなと思ったので、そこからとりました。

──EPを持っての全国ツアー『A disease called “love” ~君の頭の中で自由に泳げていたらツアー~』も4月からスタートしますが、今回はどんなライブにしようと考えていますか?

稲生:『sweet life』からのライブは、新しい曲をメインでやっていたんですけど、悪い言い方をすると、僕は昔の曲を歌いたくなくて。バンドを続けていく以上、最新のものが絶対にいいと思っているので、常に新しいものを発信していきたいんです。でも、ファンの人達からしたら、昔の曲が好きな人達もいるし、自分が好きじゃいられなくなってしまった部分を誰かが好きでいてくれることって、すごく幸せなことだなと思って。だから、昔の自分達と新しい自分達を織り交ぜて見せられたらなって。今回は今まで行ったことのない街にも行くので、いいバランスで見せられたらなと思ってます。

阿坂:「あの頃のラブソングは捨てて」とかも、みんなが声を出せるようになればさらに強くなって、またかっこよくなると思うし、そこに「マールム -malum-」という新しいギターロックも追加されて、ふぉるてのアグレッシヴな部分が見せられると思うし。それと同じセットリストの中で、「promenade」とか「エンジェルラダー」みたいな、モダンなふぉるても見せたいなと思ってます。

福岡:ここ数年はコロナの制限もあって、ライブに関しては熱量というより、ただ聴かせるだけという感じではあったんですけど。でも、それも少しずつ緩和されてきたので、お客さんとのキャッチボールというか、そういうライブをどんどんしていきたいですね。僕自身、ライブをやるのが好きなので、昔の曲達もやりつつ、新曲と自分達をしっかり育てていって、ファイナルに向けてどんどん強くなれたらなと思ってます。

Mr.ふぉるて

Mr.ふぉるて

取材・文=山口哲生 撮影=菊池貴裕