世田谷パブリックシアターが2008年度より開催している、若い才能の発掘と育成のための事業「シアタートラム・ネクストジェネレーション」。このたび『シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.16-演劇ー』の参加アーティスト募集を発表した。
昨年度から「演劇」「フィジカル」の2ジャンルに分け、隔年で募集することとなったが、2023年度は「演劇」ジャンルの団体・アーティストを募集する。
公募により選ばれた団体またはアーティストに、シアタートラムでの上演機会が提供される。
近年では瀬戸山美咲(ミナモザ)、長田育恵(てがみ座)、野上絹代(快快)ら、受賞団体のアーティストが世田谷パブリックシアター主催公演に登場。演劇界の登竜門として数々の才能を見出している。
世田谷パブリックシアター芸術監督 白井晃からのメッセージ
白井晃
世田谷パブリックシアターでは、今年も『シアタートラム・ネクストジェネレーション』の募集をいたします。昨年から、隔年で、演劇とフィジカルの2ジャンルに分けての募集となりました。舞台芸術のあらゆる可能性に門戸を開きたいという願いから、ジャンル分けをしています。というわけで、今年は「演劇」です。じゃあ、どこまでが演劇でどこからがそうではないのか、という疑問が生まれるかもしれません。しかし、それは皆さんの主観にお任せいたします。だから、我こそは新しい「演劇」の形である、と思える皆さんは、是非ともご応募いただきたいのです。表現が持っている宿命とも言えるのは、新しさへの追求です。たくさんのエントリーを心からお待ちしております。