2023年7月14日(金)~7月20日(木)東京芸術劇場 シアターウエストにて、演劇企画集団 Jr.5(ジュニアファイブ)による、第15回公演『明けない夜明け』が上演されることが決定した。
演劇企画集団 Jr.5は、劇団Studio Lifeの5期生5人が、2010年に立ち上げた演劇企画集団。世知辛い現代社会で懸命に生きる人々の姿をユーモアを持って描き、Studio Lifeの作風とはまた違う、人の機微に触れる作品を展開。少しでも肩の力が抜け、救われた気持ちになれる作品創りを目指している。
本作は、2022年8月に下北沢・駅前劇場で上演した第13回公演『白が染まる』に続く物語。『白が染まる』は、2002年に福岡県久留米市で実際に起こった看護師4人による保険金連続殺人事件をモチーフに、妻・ヒトミが夫・ゴウを殺してしまうまでの心理描写を綿密に描き出した。本作は、ある日を境に、幼くして被害者の子であり、加害者の子になってしまったヒトミとゴウの子供たち(三姉妹)がそれぞれ成長し、大人になってからの姿を描く。
作・演出を務めるのは、ジュニアファイブ全作品の脚本・演出を務める小野健太郎。主人公となる三姉妹の次女・恵役に小島藤子、三女・茉菜役に吉本実憂、長女・愛役には尼神インター・誠子。そのほか、宮田早苗(劇団東京乾電池)、岩瀬亮、鈴木勝大、佐藤達(劇団桃唄 309)、成田沙織、奥田努らが出演する。
社会とは、家族とは、友達とは……。本作でさまざまな問題を織り交ぜながら“生きるとは”を問いかける。