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2024年3月1日(金)にピアニスト、ラン・ランの新アルバム『サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、組曲《動物の謝肉祭》 他』が発売されることが決定した。なお、本日より先行シングル「組曲《動物の謝肉祭》から第7曲:水族館」の配信がスタートしている。

今作は世界的ピアニストのラン・ランが、カミーユ・サン=サーンスをはじめとするフランス人作曲家に焦点を当てたアルバム。今月11月の来日公演でも演奏が予定されている「サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番」をメイン曲に据え、指揮者アンドリス・ネルソンス率いるゲヴァントハウス管弦楽団という豪華な共演者と共に録音している。協奏曲にカップリングされるのは、何世代にもわたって愛されるサン=サーンスの組曲《動物の謝肉祭》。子供から大人まで、家族全員でクラシック音楽を楽しんでもらいたいというラン・ランの思いから、この作品では妻でピアニストのジーナ・アリスとの連弾を披露している。

ラン・ラン『サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、組曲《動物の謝肉祭》』ジャケット写真

ラン・ラン『サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、組曲《動物の謝肉祭》』ジャケット写真

さらに、ディスク2ではリリ・ブーランジェやルイーズ・ファランクなど5人のフランス人女性作曲家による小品のほか、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」やフォーレの「パヴァーヌ」など、フランス音楽を代表する名曲を幅広く録音。ラン・ランは今作について「サン=サーンス、ラヴェル、ドビュッシー、フォーレの代表的な作品に加えて、フランスの女性作曲家の音楽を初めて身近に知ることができました。このレコーディングを機に、美しい宝物を発掘できたような気持ちです」と語っている。

なお、ラン・ランは今月開催されるトゥガン・ソヒエフ率いるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日ツアーに出演し、全国各地3公演(大阪、東京、神奈川)で今作の収録曲「サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番」を演奏する予定となっている。