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ホットプレートで調理したソーセージホットプレートで調理したソーセージ

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春から初夏に向かう季節は、ピクニックやBBQ、運動会などで、ウインナーを食べる機会が多くなる。

そうでなくても、ウインナーは料理の強い味方。焼くだけで食べられる便利な食材として、冷蔵庫に常備している人は少なくないだろう。

筆者もその一人なのだが、先日、驚くべき情報を耳にした。

ウインナーを焼くときは、「皮に切り込みを入れなくていい」そうなのだ。
「入れなくていい」どころか、「入れない方がいい」まであるらしい。

えっそうなの? 周りに聞くと「知らなかった」という人ばかり。そこで、専門家に尋ねて真偽を確かめることにした。

大手会社に聞いた

教えてくれたのは食肉加工の大手会社の一つ、丸大食品の担当者である。

--ウインナーを焼く時、切ったり切り込みを入れたりしない方がいい理由は?

「ウインナーを切ってしまうと、かんじんの『パリッと食感』がなくなってしまうからです。また、切り込みを入れて焼くと、中の脂(あぶら)が出てしまい、うまみが逃げてしまいます」

--なるほど。でも、切り込みを入れないと中まで火が通りにくいのでは?

「ウインナーは調理済みのものを販売しており、よく焼きにしなくても食べられます」

--切り込みを入れないで焼くと、熱で中身が膨張して、皮が破裂する心配があるのでは?

「そうですね、強火で焼くと急に膨張し、破裂するおそれもあります。なので、フライパンの温度が高くなりすぎないように、油を引かず、弱火から中火で焼くといいでしょう。ときどきウインナーをころがしながら焼いてください」

パッケージ裏面を見てみると

担当者は、最後にこう付け加えた。「おすすめの焼き方は、商品パッケージの裏側に書いてありますので、見てみてください」

丸大食品の「熟成 燻製屋」丸大食品の「熟成 燻製屋」

なんと。さっそくスーパーに走って、丸大食品のウインナー「熟成 燻製屋(くんせいや)」を購入。パッケージ裏面を見ると、おすすめの焼き方が3種類書いてあった。

・フライパン等に油を引かず、中火で焼き色がつくまでころがしながら焼く

・沸騰しない程度のお湯で約5分間ゆでる

・電子レンジで加熱する。3本なら500〜600Wで約20秒

たしかに「切り込みを入れる」とは書いてない。そうだったのか⋯⋯。

おすすめの方法と、切り込みを入れる方法とでは、どのような違いが出るのか。実際に調理して味見することにした。

下の写真は左から2本ずつ、①切り込みを入れ、フライパンに油を引いて焼いたもの ②切り込みを入れず、油を引かず焼いたもの ③お湯でゆでたものである。

①は自分にとってなじみ深い、いつもの方法。いい感じで皮に焼き色がつき、中身が膨張して切れ目が広がっているのもおいしそうだ。

②は油を引かなかったので、全体にさっぱりとした外観。やさしい感じの焼き色が全体についている。

③は焼き色はついていない。全体にぷっくり膨らんでいる。

いろんな方法で加熱。左から2本ずつ、切り込みを入れて油を引いて焼いたもの、切り込みを入れず油を引かないで焼いたもの、ゆでたものいろんな方法で加熱。左から2本ずつ、切り込みを入れて油を引いて焼いたもの、切り込みを入れず油を引かないで焼いたもの、ゆでたもの

いよいよ実食。切り込みを入れなかった②と③は、かじった瞬間に「パリッ」「プリッ」という音がした。この食感はいつも以上である。

どちらも十分に火が通っていた。脂やうまみも閉じ込められていて、ジューシーな味わいが楽しめた。

かといって、①も悪くない。少々ひいき目かもしれないが、見た目は①がいちばんよいと思う。包丁を入れているので、ひと手間感、手料理感が醸し出されているのだ。強めの火で焼いた結果、香ばしさもある。

食欲旺盛な家族に、食べてもらって感想を聞いた。「そうだなあ。どれもおいしいけど、自分はよく焼いた感じの①が好みかな」

このあたりは、ステーキと同じく、焼き方の好みの問題かもしれない。

弁当に入れる時は、ウインナーの片方の端から切り込みを入れて「たこさんウインナー」にすることも多い。また、入れ物のサイズ、形によっては、切らなければ収まりにくいときもあるだろう。

結局は、そのときの食べたい味のイメージや、器などの条件によって、焼き方・加熱方法を選ぶのがよさそうだ。

味わい以外にも大きな利点が

最後に、切り込みを入れず、油を引かない焼き方は、出来上がり以外にも大きな利点があることを発見した。

まな板を使わず、油汚れも少ないので、後片付けが楽だったのだ! キッチンに立つ者にとって、何にも代えがたい利点だと感じられた。ゆでる場合も、鍋一つをさっと洗えばいいので、かなり楽である。

まな板、フライパンも使わずにこんな立派なおかずがまな板、フライパンも使わずにこんな立派なおかずが

もう一つのおすすめの方法「電子レンジでチン」も試してみた。たったの20秒で、ほかの方法と変わらない味に。レタスをちぎり、ゆで卵を添えれば、手間のわりには立派すぎるおかずになり、後片付けも簡単。これはハマるかもしれない。

 最後に念には念を入れて、ほかの会社の商品のパッケージ裏面も確認した。

某大手の主力商品は丸大食品と同じく、「油をひかず、中火から弱火でころがしながら焼く」方法を最初に推奨。別の大手の商品は、ゆでるのが一番のおすすめになっていた。

「切り込みを入れる」方法は、どちらにも書かれていなかった。

丸大食品のウインナー「燻製屋」のおすすめの調理方法丸大食品のウインナー「燻製屋」のおすすめの調理方法

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