楽しいニュースをまとめてみました。

2024年7月20日(土)~28日(日)あうるすぽっとにて、舞台『ヒストリーボーイズ』が上演される。この度、全キャスト、またメインビジュアルが発表された。

イギリスの劇作家であるアラン・ベネットによる戯曲『ヒストリーボーイズ』はオックスフォード大学やケンブリッジ大学を目指す個性豊かな男子高校生たちの葛藤と成長、教師との対立などをユーモアたっぷりに描く中で、現代日本にも通じる、真の教育とはなにか、そして豊かな人間とは…を鋭く浮き彫りにした作品。

すでに発表の通り、出演者にはアーウィン役には新木宏典、デイキン役には片岡千之助、校長役には長谷川初範、リントット役には増子倭文江、ヘクター役には石川禅。

そして、今回新たに発表するキャストは7名。ユダヤ人で自分がゲイであることに悩んでいるポズナー役にミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ等舞台を中心に活躍する俳優の小西成弥。敬虔なクリスチャンで作家志望のスクリップス役にMANKAI STAGE『A3!』ACT2!~SPRING 2023~等映画・ドラマ・舞台で幅広く活動する定本楓馬。スポーツは得意だが勉強ではまわりに追いつけないラッジ役にミュージカル『刀剣乱舞』~花影ゆれる砥水~など出演の國島直希。ユーモアがありヘクターの授業を楽しんでいるティムズ役に『仮面ライダー鎧武/ガイム』や舞台『モノノ怪~座敷童子~』などに出演の白又敦。イスラム教徒で建築に興味があるアクタール役にライブ・スペクタクル『NARUTOーナルトー』やドラマなどに出演する納谷健。独自の視点で鋭いの意見を言うロックウッド役に『Lamento –BEYOND THE VOID-』などに出演した前嶋曜。趣味で演劇に興味があるクラウザー役に舞台『テラヤマキャバレー』などに出演した小田龍哉。

様々なジャンルで活躍する若手からベテランまで幅広い俳優たちが顔を揃えました。教育の場での理想と、社会での現実。本公演では、そのギャップに戸惑いながらも成長していく様子を繊細に描く。

出演者コメント

■小西成弥:ポズナー
この度、舞台『ヒストリーボーイズ』にてポズナー役を演じさせていただきます。
既に日本でも上演されている作品ですが、今回新たなキャスト・スタッフでこの作品を上演出来ること非常に嬉しく思います。
今、この時代に日本でこの作品を上演することに意義を感じて、ポズナーという役に寄り添い、同じ方向を向きながら自分なりのポズナーを創っていきたいです。
精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

■定本楓馬:スクリップス
この度、 舞台『ヒストリーボーイズ』に出演させて頂きます。これから素敵なキャストの皆さまと濃密な時間を過ごしていけるのが今からとても楽しみな気持ちでいっぱいですし、作品のなかにいろんなテーマがあるので、登場する高校生たちのように楽しんで、悩んで、もがいて、この『ヒストリーボーイズ』という作品を精一杯作っていけたらと思います。

■國島直希:ラッジ
ラッジ役を演じさせていただく國島直希です。
イギリスの作品ということで、とてもテンションが上がっています。海外作品は初めてなので、海外の思想、価値観、在り方を研究して楽しみたいと思います。台詞がない場面でラッジとしていかにリアルに生きるのかが、挑戦だなと思います。難しい言葉が飛び交うので、発するのと同等のエネルギーで聞くということをしっかり仕上げていきたいです。言葉ももちろんですが、態度、様子、トーンでしっかり観てくださるお客様に伝わるように頑張ります! 10年前に尊敬する俳優の方達が同じ舞台をやっているので、その方達にも引けを取らない素敵な舞台を創りたいと思います!よろしくお願いします!

■白又敦:ティムズ
今作に参加できること、すごく嬉しく思っています。
歴史があり、たくさんの人に愛されてきた作品だと思います。
今回参加するキャスト、スタッフ一同で過去作とはまた違う作品作りをしていきたいです。
自分が演じるティムズというキャラクターを愛し、
『THE HISTORY BOYS』という作品をリスペクトしながら稽古、本番に挑みます。
たくさんの方に見ていただけるようこれから本番の幕が降りるまで誠心誠意努めていきます。
応援よろしくお願いいたします。

■納谷健:アクタール
アクタールを演じさせていただきます、納谷健です。
勉学に長けて、詩や芸術にも明るい、そんな学生たちの熾烈な受験期間をユーモラスに描いていて、どんな個性で突き抜けていくのか、実験場を見ているような気分で作品を読んだり観たりしました。
学力トップクラスと言えど横並びに見えていた生徒たちが、それぞれの関門を打破していく中で、個々の色を強めていくのがとても印象的です。
演じる中でも仲間と鎬を削り、個々の色が出るよう、あらゆる関門に挑んでいきたいと思います。
先日、IQテストをしたら全問正解で122でした。正式なものではないにしても多少自信がつきました。頑張ります。

■前嶋曜:ロックウッド
ロックウッド役を演じさせていただきます、前嶋曜です。まずは、数ある中で名誉ある作品に携われること光栄に思います。「なぜ生きるのか」を題材にした演劇ユニット「CEDAR」さんが贈る、舞台『ヒストリーボーイズ』。10代の頃に誰しもが抱く、言葉では表現し難い”葛藤”や”苦悩”など幾つもの壁に直面する瞬間。何色にも染まることのできる”純粋さ”と”儚さ”。その繊細で脆く壊れやすい人間模様を、様々な人間と触れ合い、揉まれていくことで成長していく心の変化まで、自分の心と丹念に対話しながら細部まで表現し、作り上げていきたいと思います。よろしくお願いします。

■小田龍哉:クラウザー
演劇の楽しさ! ここに極まれり!
なれない者になれるというのは本当に楽しいです!
もうとっくに過ぎた、高校生という青い時代を演じることにとてもワクワクしております!
不安定で情熱的な若者とそれに対面する、何か秘密を孕んだ個性的な教師たち。
アーウィンとヘクターの教育の違い、若さからくる葛藤、偉人たちの言葉と詩、
見どころ満載のこの作品が僕にとって、過去を知り現在を見て未来を考える。そんな大切な時間になりそうで、いまから稽古が楽しみです!
素敵な作品になること間違いなしです!
劇場でお待ちしております。