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「ゴミ清掃芸人」として知られるお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが5月14日、自身のX(@takizawa0914)を更新。水銀体温計や水銀血圧計は、「可燃ごみ、不燃ごみに絶対に混ぜないでください」と呼びかけました。
実際、水銀が混入したことで焼却炉が停止した事案も発生しており、SNS上では「こんな大ごとになるとは……」といった声があがっています。
水銀体温計と水銀血圧計名古屋市は「緊急告知」を発信
滝沢さんはXに、「もし捨てたい場合は清掃事務所にご連絡ください。ニュースにもなっていますが、水銀血圧計一台で清掃工場が動かなくなります!」と投稿し、水銀体温計の写真などをアップしました。
実際、名古屋市は5月8日、ウェブサイトに「【緊急告知】水銀使用製品等の適正な排出について」をアップ。水銀が使われた製品の混入により、排ガス中の水銀濃度が上昇したことから、3つの焼却炉が3月27日から4月18日にかけて停止したことを明らかにしています。
名古屋市によると、混入した水銀は推計で、少なくとも水銀血圧計1台、または水銀体温計50本の混入に相当するものだったといい、再稼働は焼却炉内の清掃が完了した後の5月末頃を目指していると記述していました。
なお、自主管理値を超過した時点で直ちに焼却炉を停止したため、大気環境への影響はなかったことも併せて報告されています。
名古屋市は「水銀使用製品等を可燃ごみ、不燃ごみで出さないで下さい」「水銀血圧計1台が工場に搬入されるだけで、焼却炉が停止してしまいます。水銀使用製品等は、少量であっても名古屋市のごみ処理施設に搬入できません」と呼びかけています。
このほか、大阪府東大阪市も「水銀は、蛍光管・乾電池・血圧計・体温計など、私たちの暮らしの中で広く使われています。しかし、水銀は有害な物質でもあり、適切に処理しなければ、大気や水を通じて循環し、健康被害や環境汚染をもたらすおそれがあります」と発信。
「水銀による環境の汚染を防止するため、ご家庭から出される水銀体温計と水銀血圧計を回収します」と広報しています。
滝沢さんの投稿には、「めっちゃ世の中に広まってほしいポストだった!」「こんなに大事になるとは知りませんでした」「水銀系の製品を持ってる方はご注意ください」といった声が寄せられています。


