楽しいニュースをまとめてみました。

【あわせて読みたい】「跡が残らないか心配」ショッピングカートの網目にめり込む、もふもふのチャウチャウが話題

「信じられますか?これ、嚥下食なんですよ」━━。Xにそう投稿したのは、作業療法士で医学博士の竹林崇(@takshi_77)さんです。

【画像】こんなに美しい嚥下食があるなんて…

投稿に添えられたのは、まるで料亭で出されるような美しい和食の写真。しかしそれは、飲み込む力に制限のある方のために工夫された“嚥下食(えんげしょく)”でした。

嚥下食とは、脳卒中や神経疾患、加齢などにより「うまく飲み込めない」状態の人向けに、食べやすさや安全性を考えて作られた食事のこと。食べることを楽しむためには見た目や食感の工夫が求められますが、ときに味気なく、見た目も制限されがちです。

そんな中、日本料理店関西が提供する「口福膳(こうふくぜん)」は、見た目も味も本格的。催事などで家族や友人と同じ料理を囲めるよう、配慮が行き届いた設計となっています。

竹林さんは「自分だけ違う食事ということで、疎外感や迷惑をかけているという思いを抱く方もいます」と語ります。だからこそ、こうした嚥下食があることで「自分も一緒に楽しめる」「存在が肯定される」といった安心感が生まれるのだといいます。

投稿には「祖父母に食べさせてあげたかった」「こういう食事があると知っていたら…」という声が相次ぎました。竹林さんは「知っているだけで誰かの幸福感を高められることもある」として、これからも発信を続けていきたいと語っています。

「食べること」は、栄養摂取以上の意味を持っています。だからこそ、誰もが「同じものを、同じように楽しめる」工夫が広がっていくことに、大きな価値があるのかもしれません。 

…クリックして全文を読む