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ノルウェーで、巨大なコンテナ船が民家の庭に衝突しているのが発見されたとBBCやCBSが報道しています。船は、トロンハイム近くのフィヨルド地帯で、ヨハン・ヘルベルグさんの家から数メートルの距離で座礁。しかしながら、ヘルベルグさんは寝ており、その騒動にまったく気づかなかったとのことです。
【動画】本当に気づかなかったの!?巨大コンテナ船が庭に座礁している様子
この全長135メートルのNCLサルテン号は、南西に向かってトロンハイムフィヨルドを進んでいたものの、何らかの理由で進路を外れました。午前5時ごろ、近隣の住民であるヨステイン・ヨルゲンセンさんは、全速力で岸に向かう船の音で目を覚まし、慌ててヘルベルグさんの家に駆けつけました。ヨルゲンセンさんは、ヘルベルグさんがすでに外にいるだろうと思い、何度もドアベルを鳴らしたが反応がなかったそうです。
ヘルベルグさんは「ドアベルが鳴ったとき、あまりドアを開けたくない時間帯だったんです」と語り、「驚いたことに窓から大きな船が見えました。船の上部を見るために首を曲げなければならなかったんです。それがとても現実的でないように感じました」と続けました。
ヘルベルグさんは、船があと数メートル南に進んでいたら、自分の寝室に衝突していた可能性があったと説明。しかしながら熟睡していたため、「私は何も聞こえませんでした」と話しました。
NCLサルテン号には、乗組員16名が乗っていました。事故によるけが人は報告されていませんが、船はヘルベルグさんの家の近くに座礁したままです。事故の詳細については、ノルウェー警察が調査を行っており、原因はまだ不明です。ヘルベルグさんは「とても大きな新しい隣人ですが、すぐに去るでしょう」と冗談交じりに話しています。
NCL社の責任者、ベント・ヘトランド氏は、この事故を「深刻な事故」とし、けが人が出なかったことに感謝していると述べました。この船は過去にも2023年、2024年と2度座礁しており、その際は自力で脱出したと報じられています。


