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イタリア・シチリア島から「マドリーン号」でガザに人道支援を届ける前に記者会見したグレタ・トゥーンベリさん(2025年6月1日)イタリア・シチリア島から「マドリーン号」でガザに人道支援を届ける前に記者会見したグレタ・トゥーンベリさん(2025年6月1日)

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支援物資を運ぶためにパレスチナ・ガザ地区に向かっていたスウェーデンの活動家グレタ・トゥーンベリさんが、イスラエル軍に拘束されたと発表した。

トゥーンベリさんはInstagramに投稿した動画で「私たちはイスラエル占領軍、もしくはイスラエルを支援する勢力により国際海域で拉致されました。友人、家族、仲間の皆さん、私や他の人々を即時解放するようスウェーデン政府に圧力をかけてください」と呼びかけている。

【動画】トゥーンベリさんやFFCが投稿した、イスラエル軍に身柄を拘束されたとする映像

トゥーンベリさんら7カ国出身の12人の活動家は、ガザに人道支援物資を届けるために草の根団体「フリーダム船団連合(FFC)」の小型帆船「マドリーン号」で6月1日にイタリア・シチリア島を出航した。

AP通信によると、船は早ければ8日にもガザ領海に入る予定だったが、イスラエル政府は支援船がガザに到達するのを阻止すると発表していた。

フリーダム船団連合は6月9日、「マドリーン号」が攻撃されたと発表。ドローンで正体不明の化学物質を投下された後に船が体当たりされ、イスラエル軍が乗り込んできたと伝えた。

FFCは、「すべての通信が途絶えました。お住まいの国にあるイスラエル大使館に連絡し、ボランティアの無事と安全を強く要求してください」と投稿している。

また、「私たちのボランティアが経験したことは、ガザのパレスチナ人がほぼ2年間、毎日のように耐えている現実のほんの一端にすぎない」とも述べている。

一方、イスラエル外務省は、トゥーンベリさんらが乗った船はガザからイスラエルに進路を変更したとXに投稿。「安全にイスラエルの海岸へ向かっており、乗員たちは自国へ帰国する見込みだ」と述べて、水や食べ物を渡す様子も公開している。

FFCの別の船「コンシエンス号」は5月に人道支援物資を届けるためにガザに向かっていた最中に、マルタ沖で2度にわたり爆撃されている。

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