バチカン市国のサン・ピエトロ広場で行われたた一般謁見で手を振る教皇レオ14世(2025年6月11日)ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世が6月11日、サン・ピエトロ広場で行われた一般謁見で大リーグ「シカゴ・ホワイトソックス」の帽子を被り、新婚のカップルと写真を撮影した。
【画像】シカゴ・ホワイトソックスの野球帽を被る教皇レオ14世
レオ教皇は伝統的な白いズケット(帽子)の上にホワイトソックスの黒い野球帽を乗せている。
アメリカ・シカゴ出身のレオ14世は、ホワイトソックスの熱烈なファンであることで知られている。5月に教皇に選出された後には、ホワイトソックスが出場した2005年のワールドシリーズ第1戦を球場で観戦していた時の映像が話題になった。この時のワールドシリーズは、ホワイトソックスが制覇している。
誰が教皇にホワイトソックスの帽子を手渡したのかは明らかになっていないものの、カップルの新郎もホワイトソックスの帽子をかぶっていたと報じられている。
ホワイトソックスの取締役副社長ブルックス・ボイヤー氏は5月に、レオ14世を「いつでも始球式に招待したい。いっそのこと、打席にも立ってもらおうか」と冗談交じりにコメントしている。
ホワイトソックスが今回の教皇のアピールを見逃すわけはなく、自チームの帽子を被るレオ14世の写真をXに投稿して「教皇がお気に入りのチームを代表している」と歓迎している。
またSNSには、教皇の熱烈なファンぶりが現在23勝44敗と苦戦しているホワイトソックスに何らかの“ご加護”をもたらすのではないかなど、さまざまなコメントが投稿されている。
ホワイトソックスの本拠地であるレート・フィールドでは、6月14日にレオ14世を祝うイベントが開催される。主催するシカゴ大司教区によると、世界中の若者に向けたビデオメッセージが公開されるという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。


