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青いスライムのようなカツオノエボシ(画像はイメージ)青いスライムのようなカツオノエボシ(画像はイメージ)
海遊びシーズンが近づくなか、とってもキレイで愛らしくみえるのに、多くの自治体が「絶対に触わらないで」と危険性を訴える生物が日本に姿を表し、注意の呼びかけが広がっています。

「カツオノエボシ」 透明な餃子みたいな生き物の正体と危険性

波打ち際に漂着した青いスライムのような生物の画像をSNSに投稿したのは、神奈川県の自然海岸の美化に務める公益財団法人かながわ海岸美化財団。この生物を「カツオノエボシ」と特定し、注意を呼びかけています。
神奈川県のホームページによると、カツオノエボシは毒のあるクラゲの一種。触手に強力な毒を持ち、刺されると電気ショックを受けたような痛みが走ります。
複数回刺されるとアナフィラキシーを起こし、ショック死することもあります。クラゲの毒は最初に刺されたときよりも、2度目、3度目のほうが、過敏に体に反応するのだそうです。

注意が必要なのは、生きていなくても危険だという点。「死んだものも危険なので、見つけても絶対に触らないで」と注意を促しています。

カツオノエボシはいつ、どこに現れる?

今回、かながわ海岸美化財団がカツオノエボシを見つけたのは、相模湾に面する海岸。世界中に広く分布しており、日本でも宮城県や、京都府、沖縄県など、様々な自治体で発見されています。
神奈川県では5月から8月の時期にみられることが多いとのことですが、沖縄県の調査では、2023年度は11月、12月に刺される被害がありました。

遭遇した時の対処法は「何だかわからないものには触らない」を徹底する 専門家からのアドバイス

もし、「カツオノエボシ」を見つけたらどうすればよいのでしょうか。
かながわ海岸美化財団は、これまでに何度もブログやSNSアカウントでカツオノエボシついての投稿をしています。
広報担当者によると、カツオノエボシは大雨などの後に海岸に打ち上げられたゴミや木屑のなかに紛れていることもあり、踏んだり触ってしまう可能性もあるのだそうす。
「透明な青色がキレイという見た目もあって、子どもなどはつい手を伸ばしがちです。何だかわからないものには触らないというのを徹底するのが良いでしょう」
また、カツオノエボシと似た生き物に、「カツオノカンムリ」もおり、こちらも同様に注意が必要です。
カツオノカンムリ(イメージ画像)カツオノカンムリ(イメージ画像)
Blue jellyfish wash up on a sandy beach, their translucent bodies glistening in the sunlight.Blue jellyfish wash up on a sandy beach, their translucent bodies glistening in the sunlight.

 刺された場合の対処法

もし、カツオノカンムリに刺されてしまったらどうすればよいのでしょう。
神奈川県は、「クラゲの一部が皮膚についていたら、棒か何か、素手ではないものでどけて医療機関で医師の診察を受けましょう」と指摘。

「消毒に真水や酢を用いると逆効果となるため、使用しないでください」とも訴えています。

カツオノエボシに関するみんなの反応、エピソードは

かながわ海岸美化財団のSNS投稿に対し、体験コメントの投稿やシェアなどが広がっています。
「サーフィン中にやられた。説明出来ないくらいの激痛が約10時間続きました」 
「裸足で踏みつけてギャン泣きしてた子供を見たことあり」
「早いな」
「キレイなのにコワイ」

ビニールなどに見間違うこともあるということですが、遊びに行った時は気をつけながら、さらに海を汚さないように、ゴミは持ち帰ると良いですね。

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