サインフラッグ(海の標識)海水浴場に掲げられている”旗”の意味をご存知ですか?
サインフラッグ(海の標識)と呼ばれるもので、遊泳が可能なエリアや条件を示しています。
警視庁災害対策課(@MPD_bousai)は6月27日、このサインフラッグの意味について公式SNSで紹介しました。
今回投稿されたサインフラッグは、5種類。
大きく分けると、
- 管理された海水浴場を示すエリアフラッグ:1種類
- 遊泳条件を示すフラッグ:3種類
- 津波の発生が予想される場合のフラッグ:1種類
となります。
どのサインフラッグも、ライフセーバーや監視員等が常駐している管理された海水浴場でみられるもので、海上保安庁は「管理された海水浴場で泳ぐようにしましょう」と呼びかけています。
それぞれの意味と覚え方を紹介しましょう。
管理された海水浴場を示すエリアフラッグ
遊泳区域を示す旗・エリアフラッグこの旗が掲げられているエリアが、遊泳区域となります。
遊泳に適した場所と、それ以外のエリアと分けられているから2色の旗と覚えるとよいでしょう。
青・黄・赤の遊泳条件フラッグ
遊泳条件を示す3種類のサインフラッグ海水浴場の管理者が、その日の遊泳条件を利用者に知らせるために使うフラッグです。
管理された海水浴場でも、天候不良などにより遊泳禁止になっている場合は泳いではいけません。
それぞれの色の旗は、次の意味があります。
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青色:遊泳可。海が比較的安全で、遊泳できる状態を示します。
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黄色:遊泳注意。遊泳できるが、注意が必要な状態。海が危険の状態です。
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赤色:海が非常に危険な状態であり、遊泳はできません。
津波の発生が予測される場合の津波フラッグ
津波フラッグは、赤と白で色分けされた旗で、津波警報等が発表された時に使うものです。
津波の危険があり、速やかに避難が必要という意味になります。
この旗は、短辺100メートルの大きさが推奨される旗で、海に入って音が伝わりづらい状況や、聴覚に障害のある人にも津波の危険が迫っていることを視覚で伝えることができます。
この4つの赤白が組み合わさった格子柄の旗を見たら、すぐに高い場所に避難と覚えましょう。



