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アメリカ・フロリダ州ペンブローク・パインズの住宅街で7月14日夜、小型飛行機が木に衝突して墜落する事故が起き、周辺住民が命懸けの救出作業にあたった。
【動画】小型飛行機が木に衝突し、近隣住民が救助に駆けつける様子
AP通信によると、墜落したのはセスナ機「T337G」。パイロットと3人の乗客が乗っており、ノースペリー空港に向かっている途中だったという。
近隣住民たちが消火器や斧、庭のホースを使って乗員4人を救出。病院に搬送され、いずれも命に別状はないという。
ABCが報じた映像は、事故の瞬間を捉えている。小型飛行機が、ものすごい勢いで葉っぱの生い茂った木に突進する様子が映っている。衝突で大きな音を立てた後、木が大きく揺れ、一部が崩れ落ちているのが確認できる。
別の映像には、炎上・破損した機体に人々が駆け寄るが姿が映っている。
義父と共に現場に駆けつけ、周囲の住民と連携して負傷者の救出にあたったジョヴァンナ・ハンリーさんは、「義父が斧で窓を割り、近所の人たちがホースや消火器を持って駆けつけた。誰一人としてためらうことはなかった」とABC Newsに語る。
AP通信によると、ペンブローク・パインズがあるブラウワード郡の航空局の広報担当者は、2020年から24年の間に死者や重傷者を出した重大事故が13件、軽微な事故は20件起きたと発表しているという。


