スイスで氷河で遭難した男性をチワワが救うこともあれば、行方不明になった飼い犬が8年越しに見つかることも。アメリカの動物保護施設「Pet Circle Regional Animal CenterがInstagram」で明かしたエピソードが話題です。
2017年にハリケーン・ハービーがアメリカ・テキサス州を襲った日、コーパスクリスティに住む一家の愛犬「ブルー」は、暴風で破壊されたフェンスから逃げ出し、姿を消しました。当時、ブルーはわずか2歳。家族は必死に探し続けましたが、月日だけが過ぎ、ブルーの行方はわからないまま8年が経過していました。
そして2025年。約480キロ離れたウェイコ市のキャメロン・パークにある公衆トイレで、ひとりぼっちの犬が発見されます。親切な通行人がその犬をPet Circle Regional Animal Centerへ連れて行ったところ、受付スタッフが犬に埋め込まれたマイクロチップをスキャン。登録情報からブルーの家族とつながった。
施設から連絡を受けた飼い主は、電話口で感情を抑えきれず涙を流しました。まさか8年の時を経て、再びブルーに会える日が来るなんて想像もしていなかったといいます。さらに、ブルーを見つけた通行人は「できるだけ早く再会させてあげたい」と申し出て、コーパスクリスティとウェイコの中間地点で飼い主と落ち合うことに。
Pet Circle Regional Animal CenterのInstagramには、ブルーと飼い主が感動的な再会を果たす様子が投稿され、多くの人々の心を動かしました。「この心温まる再会は、マイクロチップが確実に機能するという強い証です」と施設はコメントしています。登録された飼い主の連絡先は定期的に更新され、最新の情報だったことで、ブルーは再び“家族”という居場所に帰ることができたのです。
ハリケーン・ハービーの影響で行方不明になった犬が数年後に見つかるという奇跡は、ブルーだけではありません。People誌によると、老犬マディも、飼い主の引っ越し中に行方不明となった後、4年を経て保護され、家族のもとへ戻ったという実例があります。


