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「隅田川花火大会にいけない僕は、洗濯バサミの花火を打ち上げた」――そんな一言とともに投稿された1枚の写真が、Xで大きな反響を呼んでいます。

投稿したのは、洗濯バサミ専門のフォトグラファー・岡本なうさん(@okaphotoart)。

写真には、暗闇に青く輝く幻想的なスカイツリー、そしてその周囲を大輪の花火が彩る、美しい光景が広がっています。

しかし、驚くべきはその素材。花火もスカイツリーも、すべて“洗濯バサミ”で作られているのです。

岡本さんによると、写真に登場する「洗濯バサミのスカイツリー」は以前に制作したもので、今回はそこに新たに「洗濯バサミの花火」を加えて撮影したそうです。

「これらをすべて一から制作すると、途方もない時間がかかってしまい、正確な所要時間は自分でも把握できません。今回の撮影だけでも、少なくとも12時間以上は費やしています」と明かします。

撮影には、カメラの「多重露出」機能を使用。「花火が実際に打ち上がるイメージを意識し、PCなどで後から合成するのではなく、撮影時にリアルタイムで『打ち上がり続けるような光景』を1枚の中に重ねていく手法を選びました。このプロセスにこだわりがあります」と話します。

さらに、「見た目には分かりづらいかもしれませんが、“持っているカメラの機能でどこまでできるか”に挑戦することが、自分にとって大切なテーマなんです」と続けました。

SNSでは「スカイツリーもあって素敵です」「これ全部洗濯バサミなんですか!?凄い」「花火大会行けなかったけど、これ見たら最高の気分になれました」など、称賛の声が多数寄せられています。

岡本さんは今回の反響について、「花火大会に行けなかった方、行きたくても叶わなかった方、誰かを連れて行ってあげたかった方、そして花火を心待ちにしていた方々――そんな皆さんに、そっと寄り添えたらという想いを込めたものです」とコメント。

「テレビ中継で映し出される『現実の花火大会』とは異なり、この花火大会は“SNS上の写真の中にしか存在しない”ものです。だからこそ、見る方の環境や状況にかかわらず、同じ条件で楽しんでいただけたらと願っています」とも語ります。

さらに、「“実在しない”という特性は、撮影手法である多重露出とも静かに呼応しています。実在しない花火だからこそ、1枚の写真の中に複数の時間を重ね、いくつもの想いを込めて表現しました」と、作品に込めた創作への想いを明かしてくれました。

【画像】これが岡本さんによる力作、「洗濯バサミの花火」です!

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