東日本大震災から14年が経ち、被災地ではまちづくりや生活の復興が進んでいる。また、新たな文化やビジネスが生まれる場所として注目を集めており、移住先に福島12市町村を選ぶ人も増えている。
そうした中、ふくしま12市町村移住支援センターは騎馬武者ロックフェスとコラボし、「騎馬武者ロックフェス2025×ふくしま12移住フェス~移住はロックだ!~」を10月25日に開催すると発表した。
※「12市町村」は東京電力福島第一原子力発電所の事故により、避難指示等の対象となった南相馬市、田村市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、双葉町、大熊町を指す総称。
「移住フェス」と「ロックフェス」が融合

騎馬武者ロックフェスは、2014年より福島県南相馬市で開催されてきた野外ロックフェスだ。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故によって故郷を離れた人たちが、南相馬市に再び足を運ぶきっかけづくりや、震災や原発事故による現地のイメージを変えていきたいという思いから発足したという。
ふくしま12市町村移住支援センターは、今回のコラボについて「実際に福島12市町村に足を運び、体験し、その魅力を感じてもらいたいという想いから、現地体験型イベントを開催する運びとなりました」とコメントを発表している。
また、移住を検討している人に向けては「ライフステージも含めた多様な暮らし方の提示を通して、若い世代を中心に福島12市町村の魅力を直接体感できる機会を提供します」としており、イベントに寄せる思いを表明している。
ステージトークでは、移住者の「ホンネ」も
「移住はロックだ!」をコンセプトに掲げる本イベントは、スペシャルライブ(スペシャルライブの出演アーティスト情報は公式WEBサイトで随時公開予定)に加え、新たなライフスタイルを求めて挑戦してきた移住者によるステージトーク企画の開催や、来場者と移住者が交流できるブースの出店を予定している。
ステージトークでは「移住したきっかけ」や「実際の生活スタイル」、「お金や家族の問題」、「今の生きがい」など、移住に関して気になることを忌憚(きたん)なく語り合うという。またブースでは、移住者のストーリーを知ることができるパネル展示や、移住者が手掛けるマルシェ、ワークショップなど、多様なコンテンツを実施予定だ。
移住者マルシェでは、移住者が福島12市町村で提供している飲食物や農産物が紹介されるほか、ワークショップでは福島12市町村の伝統や新しい魅力に触れることができるという。
【イベント概要】
イベント名:騎馬武者ロックフェス2025×ふくしま12移住フェス~移住はロックだ!~
開催日時:2025年10月25日(土)10:00〜21:00(予定)
開催場所:福島県南相馬市北泉海浜総合公園
主催:騎馬武者ロックフェス実行委員会
協力:福島県・ふくしま12市町村移住支援センター
公式WEBサイト:https://mirai-work.life/lp/fes2025
参加方法:移住促進イベント「ふくしま12移住フェス」への参加方法等については、後日公式WEBサイトにて公開予定。
騎馬武者ロックフェス2025の公式サイト:https://kibamusha-rock-fes.com/


