イメージ前線の影響で大気の状態が非常に不安定になっており、北陸などでは8月7日、非常に強い雨が降っている。
自宅内に雨水が侵入する恐れもあるが、こんな時に役立つのが土砂を袋に詰めた「土のう」だ。
自治体によっては土のうを配布しているところもあるが、正しく積まなければ効果が薄れることがある。
今回は、自衛隊の動画から「正しい土のうの積み方」について解説する。
「めっちゃ綺麗」な積み方
自衛隊の公式YouTube「LIFEHACKチャンネル」が2018年8月21日に公開した動画によると、まず最初に設置する土のうは台形に整える。
この土のうに対し、平行四辺形になるように次の土のうを繋げていく。上に積むときは、境目を覆うように千鳥に積んでいく。
こうすることで、水が漏れにくく、長持ちする土のうになるという。
動画には、「めっちゃきれい」「水害が想定されるとき非常に役立つ」といった声が寄せられていた。
また、同チャンネルでは「正しい土のうの作り方」についても動画で発信している。
この動画によると、土のうはただ袋に土を詰めて終わりではなく、土羽打ちや角材で叩いて固めることがポイントの一つだ。
叩くときは台形をつくるように叩き、崩れにくいように隣り合う土のうの接続面を大きくする。
一方、袋に土を入れすぎると、形を整えづらくなる。分量は、「6〜7分目」くらいがちょうど良いという。
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気象庁の発表(7日午前9時59分)によると、富山県と石川県では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要だ。
7日昼過ぎにかけて線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。


