
三連休明けの今日12日(火)は、前線がやや北上し九州の雨は峠を越える見込みです。ただ、記録的な雨量となった地域ではしばらく警戒を続けてください。
北陸など本州日本海側では大雨のおそれがあります。
土砂災害の危険度や川の水位は高い状態続く

今日12日(火)は、活発な雨雲が北に離れ、九州は大雨の峠を越えています。
ただ、引き続き北部を中心に雨の降りやすい状態は続きます。4時30分までの1時間には長崎県壱岐市芦辺で51.5mmの非常に激しい雨、長崎県松浦で23.5mm、熊本県本渡で16.5mmの雨を観測しました。
記録的な大雨となった熊本県では、昨日までに比べると雨の降り方は落ち着きますが、土砂災害の危険度や川の水位はすぐには低下しません。8時00分現在、熊本市・荒尾玉名・宇城八代・天草地方の一部の地域には大雨警報が発表されています。引き続き災害発生に厳重な警戒が必要です。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し
現在の土砂災害危険度
今日は石川・能登地方で特に警戒

九州以外の西日本から東日本、東北にかけては雨の降る所が多くなります。
前線の北上に伴って雨の中心は山陰や北陸など本州に日本海側へと移ります。前線上の低気圧が通過するタイミングで雨が強まり、局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降る所がある見込みです。
特に先週5日(火)から7日(木)にかけてと、10日(日)に相次いで大雨になった石川県能登地方では土砂災害危険度の高い状態が続いています。次の強雨が災害発生につながることが考えられますので、厳重に警戒をしてください。
また、東海や甲信の山沿いでも断続的に強雨となるため警戒が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
飛翔 翼さん
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