「サザエさん」の4コマ漫画の吹き出しに、森林、木、木材などをテーマにしたセリフを入れよ――。
林野庁から出されたお題の、2025年度の優秀作品が発表されました。
全国から応募された1087の作品の中から、サザエさんに登場するキャラクターの思考や行動が笑いを誘う4作品が選ばれています。
このお題は、林野庁の「サザエさん一家の“もりのわ”話 吹き出しコンテスト」で出されたもの。
「サザエさん」の 4コマ漫画の吹き出しに、森林、木、木材又は「伐って、使って、植えて、育てる」森林資源の循環利用などをテーマにしたセリフを入れて完成させます。
長谷川町子美術鑑賞「バット」コンテストは長谷川町子美術館の協力を得て開催されており、選考は、
– 森林・林業・木材産業の大切さの普及啓発につながるもの
– 4コマ漫画の流れに合うもの
– サザエさん一家がもつ雰囲気が感じられるもの
という観点を重視して行われます。
今回長谷川町子美術鑑賞に選ばれた清水裕一朗さんの作品「バット」は、次のような点が評価されました。
「木材製品をできるだけ長く使うことが、炭素を貯蔵する観点からも重要であることが表現されつつ、一方で森林資源を循環させるため新しいバットを買ってもらおうとするちゃっかりしているカツオ君の性格がうまく表現されており、親しみやすい作品となっている」
どうしてサザエさん?
林野庁は2023年、海にまつわる名前を持つサザエさん一家に、森林資源の循環利用の普及啓発活動を行う「森林の環(もりのわ)応援団」を委嘱。
というのも、「森は海の恋人」といわれるように、海がいきいきと豊かな生物を育むためには、その上流の森林もまた生き生きと豊かでなくてはならないからです。海にまつわる名前を持つサザエさん一家がピッタリということなのでしょう。
2023年から始まった吹き出しコンテストも、今回で3回目。
これまでにも楽しい作品が優秀賞を受賞しています。
みなさんもぜひ、面白いストーリーを考えてみて。
【画像】これまでの優秀作品を見る
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