漫画家の田中よーちん(@yochin_tanaka)さんが自身のXに投稿した動画に、世代を超えて多くの人が反応しています。
「この玩具、知ってる方います?」というコメントとともに投稿された動画に映っているのは、“懐かしさ”が漂う木の形をしたおもちゃ。
葉っぱ部分を持ち上げると中から家が現れ、幹には人形が上下できるエレベーター。床も回転式で模様替えができるなど工夫が詰まっています。
おもちゃはタカラトミーの「こえだちゃんと木のおうち」。「こえだちゃん」は1977年に発売された初代から2018年発売の9代目まで、40年以上にわたって愛され続けたミニドールつきハウス玩具シリーズです。
現在は生産を終了しています。今回田中さんが紹介したのは、2013年に発売された2階建ての7代目モデルでした。
「子どもの頃に欲しかったけど買ってもらえず、友達の家に借りに行っていた」という田中さん。そんな思い出話を聞いていた夫が、メルカリでこっそり購入してくれたといいます。
田中さんによると「突然会社にいる夫から『宅配ボックスに届いている荷物はキミ宛てだから開けていいよ』とメールが来た」のだそう。届いた荷物を開けてみると、「年季が入って色あせた箱にとてもきれいな状態で木のおうちが入っていました」と振り返ります。
そして「それを見るまで、こえだちゃんについての自身のエピソードを夫に話したことなど忘れていたのですが、箱を見た瞬間『あ~あの時話したからか!』と。ちょっと話しただけなのによく覚えてくれてたなぁと感心してしまいました」と明かしました。
箱の中の木のお家は、床や壁紙こそ使い込まれた質感があるものの、壊れた箇所はなく、「元の持ち主さんがとても大切に遊んでいたんだなぁと思いました」とも語っています。
SNSには「懐かしい!私もよく遊んでました!」「従姉妹のお姉ちゃんの家にあって憧れだった」「親に買ってもらえなかったけど欲しかった!」といった声が多数寄せられました。
今回の反響については「こえだちゃんと共に育った人がこんなにいるとは驚きました。投稿当初はフォロワーの何人かに伝わればいいくらいだったのですが、予想外に話題になり、たくさんの人の思い出を共有しているような不思議な気持ちです」とコメントしています。


