元保護猫との暮らしをXで紹介している、じゃこさん(@jako_sodateru)の「【速報】あたち、新世界ネコ!!」という投稿に、同様の報告が相次いで寄せられました。
写真にあるのは、じゃこさんが後ろ足をたたんで前足を伸ばす独特なポーズ。猫によくみられるとされる、前足をたたむ「香箱座り」とはまるで逆です。
飼い主によると、祖先が生きてきた環境によってネコを「新世界」「旧世界」に区別する概念は、アメリカの猫行動学者が、書籍『ジャクソン・ギャラクシーの猫を幸せにする飼い方』の中で提唱しているものだそう。
生息地域によって、旧世界種(アフリカ、アジア、ヨーロッパ)と、新世界種(中南米)のネコに分けられるという考え方です。その境界線は曖昧ですが、行動に違いがあるそうです。
「猫とは本来どんな性質を持つ動物なのかを、歴史からさかのぼって細かく解説している猫の教科書的な本です。
猫は神出鬼没だったり、不思議な行動をしたり、霊感があったりするなど神秘的な動物ともいわれますが、実はひとつひとつの行動には理由があります。それをとても詳しく解説してくれています。言語化してくれた本に初めて出会った気持ちです」
この本にある「『旧世界種』のネコは前足を体の下に隠して香箱座りをするが、『新世界種』の猫はしない」という分類をもとに、じゃこちゃんを「新世界ネコ」と紹介した飼い主。
「小さい頃から、なぜ香箱座りしないのか不思議に思っていました。疾患が潜んでいるのではないかと心配していたところ、やっと答えが出た思いでした」と話します。
そんな飼い主の不安を解消するもととなった「新世界種」という概念に、猫と暮らす他のユーザーからも「我が家の子も新世界ネコです」など写真付きで共感の声が続々と寄せられました。
こうした反響について、飼い主はこのようにコメントしました。
「私自身、これまでいろんな性格の猫に会ったり飼ったりしてきているので、割と詳しいつもりでいましたが、それなのに初耳の情報だったのでびっくりして、知らない人も多いかなと思って投稿してみました。
たくさんの猫ちゃんたちから世界線のリプライをもらえて、飼い主同士の共鳴ができて嬉しかったです!
また、本にも興味を持ってくれた方もたいへん多く、幸せになる猫がどんどん増えていったらいいなと思いましたので、新しいびっくり情報を見つけたら、また少しだけおすそわけしたいなと思います」
【画像】香箱座りの仕方でわかる?!
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