「それ鳥もご利用になられるんですね」。
そんな一文とともに動画を投稿したのは、サイエンスイラストレーターで絵本作家のツク之助さん(@tukunosuke)。
水道の蛇口から直接水を飲むオニオオハシの姿をアップしました。「え?そこから?」と二度見してしまいそうです。
オニオオハシは体の1/3を占める大きなくちばしが特徴のキツツキの仲間。大阪府吹田市の千里万博公園にある「ニフレル」で撮影したそうです。ニフレルは「いろにふれる」「わざにふれる」など8つのテーマゾーンを通して、生き物たちの個性や感情を“感じる”ことができる体験型ミュージアムです。
「ニフレルには以前から行ってみたいと思っていて、今回が初めての訪問でした。展示の雰囲気も生きものたちの様子も、とても素敵な施設でした」とツク之助さん。
鮮やかなクチバシが特徴のオニオオハシは、放し飼いスペースを自由に飛び回り、ときにはカメにちょっかいをかけたりもするようで「首を傾けて周りをよく観察する姿がとても印象的でした。自由で賢く、そしてどこか人間らしさも感じました」と話します。
投稿には「猫より使いこなしてる」「上手に(自動水栓が)感知するとこにクチバシを出してる」と、オニオオハシの賢さに注目するコメントが集まりました。
ツク之助さんは爬虫類や古生物をテーマにした作品で知られるイラストレーター。最新刊『きょうりゅうさがしえずかん』(作・絵)、イラスト担当作『推しアンモナイト図鑑』のほか、『古生物のカルテ』『恐竜のきほん』などの書籍も手がけています。科学とアートの架け橋として、生きものの魅力を描き続けています。
【動画】大きなクチバシで器用に水を…


