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10月31日のハロウィンに向けて、日本赤十字社(日赤)がコスプレに関してある注意を促している。

ハロウィンでは例年、ナースや病院などをモチーフとしたコスプレが定番となっている。日赤は、そうした仮装を念頭に、毎年X上で注意喚起を行っている。

赤十字の2024年10月30日の投稿には、「仮装のナース服で見られる #赤十字マーク。実は誤った使われ方⚠️ 赤十字マークは、戦争や紛争の時に、攻撃してはいけないものを表す目印。基本的に赤十字などの法律で定められた組織しか使えません」と背景を説明している。

投稿に添えたイラストでは「赤十字マークは、法律で決められた組織しか使うことができません」と述べ、誤解されるような「ダメな事例」として、ピンク色の赤十字マークがあしらわれたナースキャップや、オレンジ色の赤十字マークが描かれた薬箱を挙げている。

許可がなければ法律違反に

日赤が注意喚起したように、赤十字のマークや名称の使用は、法律で禁じられている

「赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律」は、傷病者の救護の場所を示す場合など日赤の許可を受けた場合を除き、白地に赤十字や赤新月のマーク、「赤十字」という名称や、それらに類似するものは使用してはいけないと定めている。

違反した場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金に処される可能性がある。

赤十字マークはどのような意味を示すのか。

日赤はホームページで、赤十字のマークの意味について「戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマーク」だと説明している。

使用が認められない「類似マーク」の例として、赤系統の色の赤十字や、傾いた赤十字などのイラストを示している。

赤系統の赤十字や、類似マークもNGだ赤系統の赤十字や、類似マークもNGだ

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