TBS赤坂ACTシアターにてロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にハリー・ポッター役で出演中の平岡祐太が、2025年11月21日(金)から開催されている『パディントン™の日本橋大冒険』内覧会イベントに登場。イベントレポートとオフィシャル写真が到着した。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に描かれる新たな冒険物語は、2016年7月のロンドン初演以降世界中で多くの演劇賞を獲得するなど好評を博しており、国内でも第30回読売演劇大賞の選考委員特別賞、第48回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を獲得している。2022年より開幕した東京公演は総観客数130万人を突破、さらに通算1300回公演を達成した。
「パディントン™ の日本橋大冒険」イベント期間中、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のパネルを設置。
ロンドンを拠点に、日常の中で小さな冒険を積み重ねながら旅を続ける、パディントン™。同じくロンドンを舞台にした「ハリー・ポッター」との共通点が縁となり、スペシャルゲストとして舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッター役を務める平岡祐太がイベントに登場した。イベントではパディントン™と会ってみた感想や、先日、2026年12月27日(日)をもってロングラン公演の千秋楽を迎えることが発表された本作への思いを語った。
イベントレポート
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』ハリー・ポッター役・平岡祐太がパディントン™とご対面!
COREDO室町テラスの大屋根広場ではイルミネーションがキラキラ輝き、クリスマスマーケットやキッチンカーが出ていて華やかさ満点!クリスマスの到来を味わえる、幸せな空間になっていた。パディントン™をモチーフにしたこのイベントに、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッター役を務める平岡祐太が来訪した。皆さんご存じ「ハリー・ポッター」シリーズではロンドンのキングス・クロス駅が魔法界の入り口となる重要な役割を果たしている。一方、くまのパディントン™はロンドンのパディントン駅で拾われたことからその名が付けられた。ロンドン繋がりの両者が日本橋で出会うとは、なんて不思議で素敵な話でしょう!
いよいよ両者がご対面。ローブ姿にグリフィンドールのマフラーを巻いた平岡のもとにパディントン™がやってきた。お互いにお辞儀をしてハグする姿がキュートで、その場にいた人たちから歓声が上がった。
「映画は観ていましたが、実際に初めてパディントン™とお会いすると本当に可愛いなぁって。よくぞ日本に来てくれました。このイベントに来てくださった皆さんにファンサをして、大人気ですね」と愛くるしいパディントン™に平岡はすっかり魅せられた様子だ。
現在、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で平岡は父親になった37歳のハリー役を熱演中。この舞台は今年ロングラン4年目を迎えたが、来年12月末で閉幕することが発表になった。そのことについて聞かれると、「すごく寂しいです。ロングランとして多くのお客様に愛されてきた作品で、僕は今年8月から参加。僕たち役者はものすごいエネルギーで毎公演取り組んできました。先月、僕と同時期に出演した稲垣吾郎さんが卒業されて、とても寂しくなったんです。卒業された方たちのことを思うと、この舞台は1人でやっているのではないんだなって実感したんですよね。僕は明日(11/22(土)昼公演)、55回目の公演を迎えますが、この先も受け継いだバトンをしっかり持って駆け抜けたい」と意気込んだ。
またクリスマスの思い出として、「17年ほど前、クリスマスの日に東京フレンドパークの収録があって、ダーツを投げたらタワシが当たりました。そのタワシを家に持って帰り、このクリスマス何なんだろう?と(笑)」と面白エピソードを明かした。
パディントン™と別れた後、平岡はクリスマスマーケットを散策。「もうクリスマスなんですね」と言いつつ、クリスマス柄の靴下やスノードームを見たり、シュトーレンを味見して、「しっとりして美味しい!うちも毎年頼むんです。長持ちするんですよね」と知識を披露したり。館内のポップアップストアでは、アンティークのパディントン™に興味津々。ほか、洋服やクッズ、ぬいぐるみなどを見て回った。「クリスマス気分が味わえるので多くの方に足を運んでいただきたいですね」と平岡。
ハリー・ポッターとパディントン™、異なるファンタジーではあるけれど、どちらもイギリスの文化やロンドンの薫りが楽しめることは確か。ぜひ両方を体験してみて!
取材・文:三浦真紀