Xユーザーのmush(植田めぐみ)さん(@mushphoto)が投稿した、富士山頂の“吊るし雲”を捉えたタイムラプス動画が大きな反響を呼んでいます。
植田さんは夏の2ヶ月間、富士山頂に住み込みで働きながら、気象情報の発信・安全啓発もしている写真家です。
「前日から大荒れで、御来光は拝めず..天気が回復し出した昼前に見られたこの雲。こんな景色が見られるから、頂上生活やめられません」というコメントとともに動画に映っているのは、山頂の鳥居を覆い隠すほどの巨大な白い“吊るし雲”。
何層にも重なりながら渦を巻くように動くその姿は、まるで生き物のよう。見る者を圧倒するダイナミックな景色です。
吊るし雲は特定の季節ではなく、“天気が崩れる前後”に見られる雲。撮影をした日は「前日から強風と雨で富士山頂は大荒れ。建物から出られない状況でした。嵐がようやく落ち着いた頃にこの吊るし雲が現れ、自然が織りなす景色に見入ってしまいました」と振り返ります。
SNSでは、「雲が何かの意思を持つ生き物のようで神秘的」「これを龍と言わずになんと言おう」「貴重なシーンを見せていただき感謝です!」「不思議な出来事と出会えますが大荒れが怖いですね」「なんか神の意思を感じてしまう…」「物凄いエナジーを感じる」といった声が相次ぎ、神秘的な映像に見入る人が続出しました。
植田さんは今回の反響について、「たくさんの方に『吊るし雲』を見ていただき、その上で、『この雲が現れた時は荒天前後であり、登山には向いていない日』と言うことを知っていただけたら幸いです」と話しています。


