2025年12月9日9時新NISAで「S&P500」「オルカン」を買った人向けに値動きの最新情報をお伝えします。また、年初に100万円投資した場合、今いくらになっているのか目安額も紹介します。
12月9日までの動き
8日のNY主要指数は、米国連邦公開市場委員会（FOMC）前の警戒感から下落基調でした。特にコミュニケーションサービスや素材セクターが軟調。しかし、半導体メーカーのブロードコム(AVGO)主導で情報技術セクターは+0.93%と上昇し市場を下支えしました。
個別銘柄では、中古車購入のeコマースプラットフォームのカーバナ(CVNA)が、S&P500の算出銘柄に採用されるとの発表を受け+12.06%、メディア企業のパラマウント・スカイダンス(PSKY)が+9.02%と大幅に値を上げました。
一方、8日の日経平均は90円高で反発し、5万581円で取引を終えました。先週末の米株高と円安を受け、不動産、建設、陸運などの内需株が買われました。しかし、長期金利上昇やハイテク株の売りに押され上げ幅は限定的。TOPIX（東証株価指数）は0.65%高、プライム市場では8割近くが値上がりしました。
長期的に見ると…
NY市場は、FOMC前の警戒感から下落しましたが、ブロードコム(AVGO)などの情報技術が堅調で、AI・半導体の長期テーマ株の根強さが示されました。
一方、日経平均は金利上昇警戒からハイテク株は軟調でしたが、内需株が多く買われました。これは、市場が金利動向に敏感になっているサインだと考えられます。長期的には、「成長テーマ株」を保持しつつ、金利リスクを避けるためにセクターを広く分散することが重要です。
主なS&P500・オルカンファンド
主要なS&P500連動型ファンド（25/12/8）基準価額 前日比
eMAXIS Slim米国株式（S&P500） 38,981円 +110円（+0.28%）
▼もしも2025年初にこの商品を100万円購入していたら…
現在の評価額は約114万8900円 損益+約14万8900円 年初来騰落率+約14.89%
主要なオルカン型ファンド（25/12/8）基準価額 前日比
eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）32,764円 +98円（+0.30%）
▼もしも2025年初にこの商品を100万円購入していたら…
現在の評価額は約119万2600円 損益+約19万2600円 年初来騰落率+約19.26%
- 本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
