コーヒーフレッシュ容器の中で小さく咲いた秋明菊(しゅうめいぎく)。
「コーヒーフレッシュ容器で秋明菊が咲くのは初めてだ。少し不完全だが、うれしい」とコメントを添え、写真をXに投稿したのは、豆盆栽鉢作家の善福寺まことさん(@macotisima)です。
豆盆栽の世界では、コーヒーフレッシュ容器は“コフレ”の愛称で親しまれているのだそう。根の成長を抑え、コンパクトに育てるための導入段階として使われることが多く、小さな空間で数年育てることで、豆盆栽らしい落ち着いた姿になると善福寺さんは話します。
今回の秋明菊は、園芸店で購入した株を春に株分けし、“コフレ”へ移したもの。根を切りすぎず折りたたむように収め、季節に合わせて遮光しながら、1日2〜3回の水やりを続けてきたそうです。
つぼみの時期が長く「咲くかどうか心配だった」と善福寺さんはいいますが、無事に開花したため、記録として撮影したのだそう。身近な容器に咲いた花の姿に、SNSでは「こんな育て方があるとは」「わびさびを感じるなぁ…」などのコメントが寄せられています。
小さな器の中で丁寧に育てられた秋明菊は、多くの人に静かな驚きと癒やしを届けたようです。


