新NISAで、オルカンやS&P500を初めてみたものの「このままでは資産を大きく増やすのは難しそう…」と感じている人もいるだろう。
お金の不安が尽きない時代に、一歩踏み出すための具体的な手法や、自分に向いている投資法を見つける方法を『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)の著者・kenmoさんに聞いた。
kenmo流の「4つの手法」
kenmoさんが、比較的再現性の高い手法としておすすめする投資法には4つある。
①新高値ブレイク投資
「年初出来高値」や「昨年出来高値」と更新して「新高値」をつけた株をその時点で買って、さらに勢いに乗って上昇したところで売る手法
②株主優待需給投資
「株主優待」をもらえる権利確定日が近づくと株価が上昇し、過ぎると株価が下落する相場の特徴に合わせて利益獲得を狙う投資法
③決算モメンタム投資
企業がこう決算を発表すると株価が上昇する傾向を利用し、利益獲得を狙う投資法
④中長期投資
市場で注目されていない「割安株」を発掘。その後、株価が上がっていくことを期待して中長期的に保有する投資法
(※各手法の詳細については「動画」で)
しかし、どの手法を選ぶにしても、投資において最も大切なのは、株価が下がった時にきちんと「損切り」をするなどの「マイルール」を決めておくことだとkenmoさんは注意喚起する。
kenmoさん株式投資の楽しさ
kenmoさんは株式投資の楽しさを「マラソン」に例える。「株ってつらいですよ…。マラソンに似て辛い。でも、自分のシナリオが当たった時は、めちゃくちゃ嬉しい」と語る。
また、株式投資で得られる「自由」についてもこんな風に話している。
「サラリーマンをやっているとコントロールできない嫌なことがたくさんある。しかし、株式投資で銘柄を選択するのは自由です。自分でコントロールできるものを脇においておくことは、精神的にも良いのでは」
kenmoさんまた、初心者投資家は「自分に向いている投資手法を見つけるのが最も大切だ」という。節約が好きか、それとも苦手か。チャートと決算のどっちを読むのが好きか。自分の「得意」を見つけることで、最適な投資法が見つかる。
二極化が進む時代に投資で身を守る
インフレ時代に突入し、働くだけではなく資産形成に関する勉強がますます重要になっている。
「世の中の二極化は、今後さらに進んでいくと思います。なんとか自分の資産を増やし、生活を守っていくためには『株式投資』は絶対にやるべきだと思います」とkenmoさんは語る。
kenmoさんの具体的な投資手法や考え方について詳しくわかる、「ハフポスト日本版動画」はこちら。



