2025年12月19日9時新NISAで「S&P500」「オルカン」に投資している人向けに「きょうのマーケット情報」をお伝えします。また、年初に100万円投資した場合、今いくらになっているのか目安額も紹介します。
12月19日までの動き
11月の米物価統計(CPI)が予想を下回り、利下げ期待からNY株は上昇。マイクロン(+10.2%)の好決算やOpenAIの資金調達報道がAIセンチメントを改善させ、ナスダックは1.3%超の大幅高となりました。
一方でAI関連への慎重な見方も根強く、正午過ぎには利益確定売りに押される展開になりました。リビアン・オートモーティブ(RIVN)は、アナリストが投資判断を引き上げ15.03%急騰した一方、慎重な見通しを示したアクセンチュアなどは1.38%下落。セクター間の明暗が分かれました。
18日の日経平均株価は反落し、前日比510円安の4万9001円で引けました。米オラクルの急落を受け、アドテストなどハイテク・AI関連株にリスク回避の売りが波及しました。一時は4万9000円の大台を割り込む場面も。
一方で、下値拾いの動きも強く、地銀や個人による買いが相場を下支え。日銀は、12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.5%から0.75%に引き上げると報じられています。決定会合を前に持ち高調整の動きも入り、午後は下げ渋りました。個別では、再上場2日目のSBI新生銀が10%超の急騰を見せ市場の関心を集めました。
長期的に見ると…
米物価上昇ペースの減速を受けて利下げ期待が再燃し、株式へ資金を振り向ける動きが活発化しています。特にAI分野は、マイクロンのような収益基盤が強固な半導体大手などへの資金集中が見られ長期的な成長が期待できます。
日本市場でも、安値圏での拾い上げが活発で底堅さが確認されました。物価の安定とAI技術の進化の流れは継続すると考えられ、一時的な値下がりに動揺せず将来性のある企業を見極めることが重要です。
主なS&P500・オルカンファンド
主要なS&P500連動型ファンド(25/12/18)基準価額 前日比
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 38,240円 -219円(-0.57%)
▼もしも2025年初にこの商品を100万円購入していたら…
現在の評価額は約112万7100円 損益+約12万7100円 年初来騰落率+約12.71%
主要なオルカン型ファンド(25/12/18)基準価額 前日比
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)32,318円 -72円(-0.22%)
▼もしも2025年初にこの商品を100万円購入していたら…
現在の評価額は約117万6400円 損益+約17万6400円 年初来騰落率+約17.64%
- 本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。




