フランス西部ブルターニュ地方沖で、約7000年前に造られたとみられる巨大な海底の壁が発見されました。
建造物はブルターニュ最西端のサン島沖に位置し、全長は約120メートルに及びます。BBCによると、現在は水深9メートルの海底に沈んでいますが、建設当時は満潮と干潮の間にある海岸線上にあったとされています。
PHYS ORGによると、この壁は、干潮時に魚を捕らえるための大規模な仕掛け、あるいは海面上昇に備えた防御用の堤防だった可能性があるとみています。
調査にあたった考古学者のイヴァン・パイエ氏は、「沿岸社会がどのように組織されていたのかを理解する手がかりになる、非常に重要な発見です」と語っています。壁には数トン規模の花崗岩の立石が並んでおり、こうした石材を切り出し、運搬し、設置できる高度な技術力と社会的組織が存在していたことを示しています。
研究の詳細は西ブルターニュ大学(UWB)により、学術誌「International Journal of Nautical Archaeology」に掲載されました。研究論文では、このような遺構が、ブルターニュ地方に伝わる「沈没都市」の伝説の起源になった可能性も指摘されています。
【動画】フランスで発見された巨大な海底壁


