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カナダ北部で、ホッキョクグマのメスが生物学的には自分の子どもではない子グマを育てている、極めて珍しい事例が確認されました。この行動は、保護団体Polar Bears Internationalによる長期にわたる個体の観察によって明らかになりました。

同団体によると、この春、母グマにGPS首輪を装着して確認した際、彼女が連れていた子グマは1頭だけでした。しかし秋に再確認したところ、ほぼ同じ年齢とみられる子グマが2頭になっており、この時点で養子行動の可能性が強く示されました。

BBCによると、この地域で約50年間、4600頭を調査してきた中で、養子事例はわずか13例目だといいます。

この親子を実際に目撃・撮影したのが、写真家のデイブ・サンドフォード氏です。サンドフォード氏は、ホッキョクグマ観察ツアーのガイドとして案内中にこの家族に遭遇し、「母グマは春に標識されており、その後、孤児となった子グマを養子に迎え、家族は3頭に増えた」と自身のSNSで伝えています。

研究者は、雌グマの強い母性本能が背景にあるとみています。「メスのホッキョクグマは非常に良い母親で、泣いている子グマを放っておけないのだと思う」と、カナダ環境・気候変動省の研究者エヴァン・リチャードソン氏はThe Guardian誌に説明しています。養子となった子グマの実の母親については不明ですが、遺伝子解析で特定を進めているといいます。

現在この家族は海氷上に出ており、その行動は「Polar Bear Tracker」で一般公開されています。同団体は「この研究は、ホッキョクグマを理解し、守るために不可欠だ」としています。 

【動画】2匹の子グマを連れた母ホッキョクグマ

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