アメリカのマテル社が1月11日、同社初となる自閉症のバービー人形を発表した。
このバービーは、自閉症当事者によって運営される非営利の障害者権利擁護団体「自閉症セルフアドボカシーネットワーク(ASAN)」とコラボしてデザインされた。
ASANのコリン・キリック事務局長は、「若い自閉症の人々にとって、自分たちの姿が、ありのまま、かつ喜びに満ちた形で表現されているのを目にすることは非常に重要です。この人形はまさにそれを体現しています」と声明で述べている。
マテルによると、ASANとのコラボで作られたこの人形の特徴や付属品は、一部の自閉スペクトラム症当事者の日常生活や人生経験に基づいて作られている。
視線がわずかに横にずれるデザインは、自閉スペクトラム症の一部の当事者が直接目を合わせるのを避ける傾向を反映しているという。
また、「スティミング」などの手の動きなどを再現できるよう、肘や手首の関節が動く構造になっている。
さらにファッションは感覚過敏に配慮したゆったりとしたデザインで、刺激の少ない落ち着いた色合いで仕上げられている。
付属品には、実際に回転するハンドスピナーやノイズキャンセリング・ヘッドホン、視覚的なシンボルを使った拡大・代替コミュニケーション(AAC)アプリを搭載したタブレットなど、現実世界での体験を反映したものが用意されている。
マテルはこの人形を、自閉スペクトラム症の子どもたちを受け入れている小児病院などに1000体以上寄付するとしている。
初の自閉症のバービーが作られたことに、当事者や親からは「待っていた」「私たちを表現してくれて嬉しい」と喜びの声が上がっている。
同社はこれまでにも、1型糖尿病やダウン症、視覚障害をある人々をモデルにしたバービーを発表している。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆・編集しました。


