京友禅を華やかに彩る「金彩」という技法が、Xで話題になっています。
投稿したのは、金彩と特殊染め技法を手がける工房・金彩上田さん(@kinsaiueda)。
金や銀、色箔などを用いて京友禅を彩る工芸「金彩」。投稿された写真には、着物に描かれた花を縁取るように立体感のある金があしらわれています。
金彩は、華やかさが求められる特別な日に着用される第一礼装や訪問着など、格式の高い着物に用いられる技法。「金彩には、その場その日を幸せな空気にする力と魅力があると思っています」と語ります。
金彩上田さんの発信のなかでも注目を集めているのが、「筒描き」で行う“盛り金”という技法。柿渋を塗った筒状の和紙に糊を入れ、絞り出しながら描いていくことで、線に独特の立体感が生まれます。根気のいる作業で、その工程や仕上がりに驚く声も寄せられるそうです。
投稿には、「金彩と金糸が同じものだと思っていた」「手書きのぷっくり感が素敵」「いつか娘に金彩を贈れるようになりたい」といった反応が寄せられました。
「“金彩”という工芸があることを、まずは知ってほしい。知らないまま選択肢を失うことがないように、という思いで発信を続けています」と金彩上田さん。
反響について、「着物離れが進むなかで、『金彩の技術もいつか失われてしまうのでは』と不安を感じることもあります。それでもこれほどの反響をいただくと、日本の工芸にはまだ光があると実感します」と、思いを語ってくれました。
【画像】美しい…!立体感のある金彩の表現


