一昨年に惜しまれつつ、この世を去ったフジコ・ヘミングの代名詞的な楽曲である、リストの「ラ・カンパネラ」の未発表音源を収録した追悼ベスト・アルバムがリリースされる。
本作はフジコ・ヘミングのメジャーデビュー時の、最も演奏の良い時期にレコーディングされた作品を纏めた究極のベスト・アルバム。4月21日に亡くなったフジコ・ヘミングを追悼し4月22日に発売となる。
ミリオンセラーを記録した、クラシック史上に残るデビュー・アルバム「奇跡のカンパネラ」のレコーディングは、1999年5月に那須野が原ハーモニーホールで行われたが、フジコ・ヘミングの代名詞とも言うべき「ラ・カンパネラ」は、翌6月にビクタースタジオでレコーディングされたテイクがアルバムに収録されたため、那須野が原でレコーディングされたものは、未発表のまま存在を忘れられていた。 昨年夏頃に当時の関係者の証言により、その存在が明らかになり、アーカイヴを探した所、マスターテープが発見され、実に4半世紀後のリリースの運びとなった。
さらに、翌年の「憂愁のノクターン」でレコーディングされたリストの「いずこへ」の未発表ヴァージョンの存在も確認され、計2曲の未発表音源が発見された。今回はその幻の「ラ・カンパネラ」オリジナル・レコーディング・ヴァージョンと、同じくリストの「いずこへ」の別ヴァージョン、2曲の未発表ヴァージョンが収録されている。
フジコ・ヘミング