アカデミー賞主演男優賞を受賞したマイケル・B・ジョーダンさん日本時間3月16日開催の第98回アカデミー賞の主演男優賞部門では、「罪人たち」のマイケル・B・ジョーダンさんが受賞した。
【動画】目頭を抑えるシーンも…マイケル・B・ジョーダンさんの名スピーチ
ライアン・クーグラー監督の「罪人たち」は、黒人差別が残る1930年代の南部ミシシッピが舞台のヴァンパイアホラー。ジョーダンさんは一人二役で、酒や音楽を振る舞うダンスホールを開店する双子の兄弟を演じた。
受賞スピーチで、ジョーダンさんはまずクーグラー監督や共演者、家族などに感謝を伝えた。その後名前を上げたのは、アカデミー賞の俳優部門を受賞してきた、黒人俳優のレジェンドたちだった。
「私はここに立つことができました。なぜなら、私の前に道を切り開いてくれた人々がいたからです。シドニー・ポワチエ、デンゼル・ワシントン、ハル・ベリー、ジェイミー・フォックス、フォレスト・ウィテカー、ウィル・スミス。そうした偉人たち、そして私の祖先たち、仲間たちの中に加わることができて光栄です」
「私のキャリアを通じて支えてくれたことに感謝します。皆さんが私にうまくやってほしいと思っているのも知っていますし、私もその期待に応えたいです。なぜなら皆さんが私に賭けてくれたからです」
最後には、「映画に何度も足を運んで観てくれたすべての人に感謝します」と観客にも感謝を伝え、スピーチを締め括った。
ジョーダンさんは、「フルートベール駅で」「クリード」シリーズ、「ブラックパンサー」シリーズなどでもクーグラー監督をタッグを組んできた。
「罪人たち」は、人種差別や奴隷制、白人至上主義団体KKK、アメリカに移民してきたアイルランド人、そして、黒人コミュニティから生まれたブルースが白人主導の音楽産業によって搾取された歴史など、複雑な社会構造をヴァンパイア映画の形式で描いた。作品賞は逃したものの、原作のないオリジナルストーリーとして、ここ10年間で最大のヒットを成し遂げたことも話題となっている。
撮影賞では、「罪人たち」のオータム・デュラルド・アーカポーさんが受賞。同部門で女性が受賞したのは初となった。スピーチでは、「ここにいる女性たちのおかげです」と伝え、女性たちに起立を促して、拍手を送り合った。
【あわせて読みたい】戦争反対とパレスチナ連帯のバッジを付けてアカデミー賞に参加した俳優。トランプとネタニヤフを名指しで批判


