『ヴィオラスペース2026 vol.34「仲間、そして友情」』が2026年5月21日(木)の大阪を皮切りに、東京、仙台と今年も開催される。
1992年、世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱によりヴィオラを基調とする音楽祭『ヴィオラスペース』が誕生し「ヴィオラの礼賛」、「優れたヴィオラ作品の紹介と新作発表」、「若手の育成」を3本の柱に様々な挑戦をし続けている。2025年は、『第6回東京国際ヴィオラコンクール』が開催され、11の国と地域から34名が参加。3人の入賞者が決まった。その入賞者が出演する今年は、プログラミング・ディレクター佐々木亮が、「仲間、そして友情」をテーマにプログラムを企画した。
注目のひとつは、ヴィオラスペースならではの演目。東京のコンサートⅠ「ヴィオラ・ファミリー」は、10人もの作曲家たちのヴィオラの曲を聴くことのできるプログラム。コンサートⅡは、「B to B」と題し、J. S.BachからGeorge Benjaminまでアミハイ・グロスのプログラミングを楽しめる。コンサートⅢは、ヴィオラを独奏楽器として認められることに貢献した第一人者であり、その名を冠した国際ヴィオラコンクールが開催されているライオネス・ターティスの生誕150年記念の演目を披露する。
さらに、第34回目のテーマ「仲間、そして友情」に通ずる個性ある演奏者たちにも注目だ。佐々木亮の声掛けでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者のアミハイ・グロスがヴィオラスペースに初登場。また、佐々木が所属するNHK交響楽団のヴィオラ・セクションからもう一人の首席の村上淳一郎を含む総勢10名が参加するユニークなヴィオラだけのアンサンブルの演奏は、オーケストラとは違った魅力を味わえるだろう。さらに、今井信子、東京都交響楽団の鈴木学、読売日本交響楽団の鈴木康浩、柳瀬省太と各主要オーケストラの首席奏者、そして昨年のヴィオラコンクールの入賞者と個性豊かな演奏者が一堂に会す演奏会が実現した。
また、ヴィオラスペース大阪では、初回から20年にわたり出演し続けているヴァイオリンの小栗まち絵、京都市交響楽団のヴィオラ仲間も賛助出演。ゲストには、現在ベルリン在住の相愛大学出身の、テナー・サクソフォン奏者、安 泰旭が出演し、演奏を通じてつながっている多彩な顔ぶれの演奏者たちの共演を楽しめる内容となっている。
東京と仙台公演では、2025年第6回東京国際ヴィオラコンクール第1位のイーシュ・リンと第2位の笠井大暉も出演し、アーティスとしてさらに成長した演奏を披露する。なお、2026年2月には、第5回東京国際ヴィオラコンクール(2022)第2位の湯浅江美子(現:バイエルン放送交響楽団ソロヴィオラ奏者)がバイエルン放送交響楽団定期演奏会にてハーディング指揮、イッサーリス(チェロ)独奏による「R.シュトラウス:ドン・キホーテ」にてソリストを務めるなど入賞者の活躍は続いている。
『ヴィオラスペース2026 vol.34「仲間、そして友情」』は、5月21日(木)~5月29日(金)大阪・東京・仙台にて開催。各公演詳細は公式サイトにて確認してほしい。