このところ、公演チケットの高額転売などで逮捕者が相次ぎ、チケット不正転売禁止法への関心が高まっている。軽い気持ちで行った転売でも、法的責任を問われる可能性がある。「法律は難しくてわからない」という人に向け、文化庁は楽しく理解できる解説動画を発信している。
宝塚のチケット、高額転売した女性が書類送検
STARTO ENTERTAINMENTは3月13日、同社契約タレントのコンサートを主催している関連会社と協力し、チケットの高額転売などを行う、いわゆる“ダフ屋行為“を繰り返した人物に対して2000万円超の損害賠償を求める訴訟を起こしたと発表。
同時に、チケット転売サイト「チケット流通センター」の運営会社に対しても、不当利得返還請求等を求める訴訟を起こしたことを明かした。
また朝日新聞によると、警視庁が同月26日、宝塚歌劇団の公演チケットを高額で転売した60歳の女性をチケット不正転売禁止法違反の疑いで書類送検したと発表。
近頃、こうしたチケット転売に関するニュースがほかにも報じられており、チケット不正転売禁止法への関心が高まっている。
チケット不正転売禁止法とは? 文化庁の15秒アニメがわかりやすい
2019年に施行された同禁止法の正式名称は「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」。違反者は、1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金又は併科」に処される可能性がある。
どのような転売行為が不正と判断されるのか、違反するとどのような責任が生じるのかについて多くの人に理解してもらうため、文化庁はさまざまな広報コンテンツをホームページなどで公開している。
中でもとりわけ「わかりやすい」と評判なのが、1月から公式YouTubeやSNSで配信している15秒の解説アニメーションだ。
動画は「うっかり転売編」「意図的な転売編」「うっかり購入編」の3本があり、それぞれに個性豊かなキャラクターが登場。登場人物たちは、“推し”のチケットの抽選に外れて悲しんだり、仲間同士で「出品したライブのチケット売れた」「僕も。CD、もうちょい積めるね」という会話を交わしており、“推し活”の経験がある人なら「こういう人、いる」などと、より身近に感じられやすい内容となっている。

