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アメリカとイランの間で成立した停戦が、初日から揺らいでいる。

両国が停戦に合意した4月8日(日本時間)、アメリカとともにイランを攻撃していたイスラエルが、レバノンの100カ所以上に、イランが支援するイスラム教シーア派の武装組織ヒズボラを標的とした大規模空爆を仕掛けた

【画像】イスラエルに攻撃され、破壊されたレバノンの首都ベイルート

アルジャジーラによると、この空爆で少なくとも254人が死亡し、1000人が負傷したことがわかっている。中には多くの民間人が含まれているという。

イラン当局は「攻撃は停戦の合意内容に違反する」と強く批判している。一方イスラエルとアメリカは「停戦には、ヒズボラに対する攻撃停止は含まれていない」と主張しており、意見が対立している。

イスラエルとアメリカの主張

イスラエルのネタニヤフ首相は8日の記者会見で、「イランとの一時的な停戦にはヒズボラは含まれず、我々は全力で彼らへの攻撃を続ける」と主張した。

アメリカのトランプ大統領も、「レバノンは停戦合意に含まれていない」とPBSのホワイトハウス特派員リズ・ランダース記者の取材で発言。その理由を「ヒズボラがいるからだ。彼らは合意に含まれていない」と述べた。

ヴァンス副大統領も、停戦の対象地域にレバノンも含まれているとするイラン側の主張は「誤解だ」と訪問中のハンガリーでの記者団の取材で語った

ヴァンス氏は「イラン側は停戦にレバノンが含まれていると考えたのだと思うが、実際にはそうではなかった。我々はそのような約束は一度もしていないし、そうであると示唆したこともない」と述べている

イランは合意違反と強く反発

一方、停戦の仲介役を務めたパキスタンのシャリフ首相は、8日に停戦合意を発表した際に、レバノンも含まれると明示していた。

シャリフ氏は8日、「イラン・イスラム共和国とアメリカ合衆国、ならびにそれぞれの同盟国は、レバノンを含むあらゆる地域において即時停戦に合意した」とXに投稿している。

イランのアラグチ外相は、イスラエルがレバノンを攻撃した後にこのシャリフ氏の投稿を引用して「イランとアメリカの停戦条件は明確ではっきりしている」と指摘

「アメリカは選択を迫られている――停戦か、それともイスラエルを通じた戦争の継続か。両方を同時に成立させることはできない」と強調した。

イランのガリバフ国会議長もXに投稿した声明で、攻撃はトランプ大統領が合意した停戦条項に違反すると述べている。

イスラエルのレバノン攻撃により、イランが戦闘を再開させる可能性がある。

イランの国営放送によると、イランのペゼシュキアン大統領は8日、パキスタンのシャリフ首相との電話会談で「いかなる停戦違反に対しても、断固として対応する」と語った。

ホルムズ海峡を再び封鎖

イスラエルのレバノン攻撃に対し、フランスのマクロン首相スペインのサンチェス首相も、非難の声明を発表している。

マクロン氏は、「攻撃は、成立したばかりの停戦の持続可能性に対する直接的な脅威である。レバノンはその停戦に完全に含まれなければならない」と強調している。

8日に成立した停戦には、ホルムズ海峡の安全な通過を可能にすることが含まれていた。

しかし、イスラエルによるレバノン攻撃を受けて、イランのイスラム革命防衛隊が再びホルムズ海峡を封鎖したと報じられている。

ホルムズ海峡は世界の海上原油輸送の2割以上が通過する要所だ。

アメリカとイスラエルが2月28日に攻撃を仕掛けた後にイランがホルムズ海峡を封鎖したことで、世界各国で石油価格が高騰し、生活や交通に支障が生じている。

今回の戦争は、イランが世界に対する経済的な影響力を持っていることを証明した形になる。

アメリカがイスラエルのレバノン攻撃を擁護し続けるのであれば、停戦の維持は難しくなり、戦闘が再開してさらに犠牲者が増えることになる。

ヒズボラは9日早朝、イスラエルの停戦合意違反への報復として、イスラエル北部にロケット弾を発射したと発表した。

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