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新田真剣佑さん=2026年2月26日新田真剣佑さん=2026年2月26日

米有名メンズファッション誌「Esquire」のシンガポール版が、俳優の新田真剣佑さんのインタビューをAIで作成した特集を掲載し、物議を醸している。

【画像】同誌がSNSに投稿した新田真剣佑さんの写真や“インタビュー”内容

新田さんは同誌の3月号の表紙を飾っており、特集記事「Mackenyu in Resonance(真剣佑、共鳴の中で)」に登場。

記事の冒頭には、インタビューの回答がAI生成であることが明記されており、その理由は「取材のスケジュールが合わなかったから」だという。

「私たちは真剣佑と対面で話す機会を得ることを心待ちにしていたが、彼のスケジュールの都合で叶わなかった。そこで、メールでのやり取りを選択し、質問のリストを送り、返答を待った。時計の針の音と共に締め切りが迫る中、沈黙は続いた」

写真の撮影は終わっていたが、新田さんからの回答は得られず、「特集記事を成立させるため、私たちは工夫を迫られた。創造性を活かし、過去のインタビューから彼の発言を抜き出し、AIプログラムにかけて新たな回答を生成した」と説明。

「インタビューは、Claude、Copilotを用いて生成され、人間の手で編集されたものである」との前置きもある。

“AI真剣佑”は、キャリアや家族、父親である故・千葉真一さんのレガシーについてや、これから挑戦してみたいことなどの質問に、短くも人間味のある答えを返している。

例えば、俳優としての自覚の変化については、「『ここにいられるだけでラッキーだ』という気持ちから、『作品に貢献したい』という意識へと変わった」と回答。

他にも、「目標は父に並ぶことではなく、彼に誇りに思ってもらうこと」「小さい頃から弾いていたピアノを、いつか作品の中で披露したい」「自分にとっては英語が1番自然だが、面白いことにたまに『懐かしい』とか、英語にはできない言葉が出てくる」など、かなり細かく答えている。

AIを利用したこのインタビュー記事は、“苦肉の中の創造的な工夫”という体裁で掲載しているが、SNSでは大きな物議を醸しており、その多くが批判的な声だ。

同“インタビュー記事”が注目を集め始めると、SNSでは「真剣佑はこれをどう感じてるんだろう?」「家族や父親の話まで使うとかほんと品がない」「特集を延期して返事を待てたはず」「いったい誰が許可したんだろ」「何これ?」「ジャーナリズムは死んだ」など、AI生成インタビューという決断に倫理的な疑問を持つ声や、メディアへの失望を示す声が多く寄せられた。

シンガポールのニュースメディアCNAによると、Esquire Singaporeは同局の取材に対し、AIを使ったインタビュー記事は「意図的なものであり、特集のテーマ『エコー(残響)』と合致している」と答えており、締め切りが迫る中返答が得られない状況に、「3月のテーマである『エコー』に沿った編集アプローチに変更することにした」と述べている。

新田さん側はこれまで、この記事に関してコメントなどは公表していない(4月11日時点)。

ハフポスト日本版はEsquire Singaporeに書面で、AI生成の記事は新田さんの許可を得ているのか取材を申し込んだが、期日までに回答は得られなかった。

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