約半世紀ぶりの人類の月周回探査「アルテミスII計画」の陰で、1匹の犬が寂しい思いをしていたようだ。
計画に参加した4人の宇宙飛行士の一人で、ミッション・スペシャリストのクリスティーナ・コック氏が4月13日、久しぶりに帰宅した自分を熱烈に歓迎する愛犬セイディの動画をInstagramに投稿した。
【動画】帰宅したコック宇宙飛行士を見て大興奮で走り回る愛犬のセイディ
動画には、家の外にいるコック氏に気づいたセイディが、玄関のガラス越しに大興奮して尻尾を振る様子が映っている。
コック氏がドアを開けると、セイディは「ズーミーズ」と呼ばれる状態になって家中を駆け回り、リビングにあったおもちゃをくわえて久しぶりに帰宅した飼い主に駆け寄っている。
2本目の動画には、コック氏とセイディがビーチでじゃれ合って遊ぶ様子が映っている。
コック氏は動画のキャプションで「この再会で嬉しかったのは、私のほうです」とコメント。
動画には「『月まで行って帰ってくるほど愛してる(love you to the moon and back)』という言葉に、まったく新しい意味が生まれますね」などのコメントが寄せられている。
宇宙から地球を見て感じたこと
コック氏ら4人の宇宙飛行士が乗った宇宙船オリオンは、約9日間の有人の月周回ミッションを無事に終了して、4月10日に太平洋に着水した。
アメリカ・テキサス州ヒューストンで11日に開かれた記者会見で、コック氏はクルーとは何かについて「どんな状況でも常に共にあり、同じ目的を持って一瞬一瞬を一緒に進み、互いのために静かに犠牲を払う覚悟があり、寛大さを持ち、責任を果たし合う集団のことです」と語った。
さらに、遠くにある地球を宇宙から目にした気持ちを次のように振り返っている。
「小さな地球を見た時にどんな印象を持ったかについて私たちクルーはよく聞かれました。正直に言うと、私の心に強く残ったのは地球そのものだけではなく、その周りに広がるすべての闇でした。地球は宇宙の中で静かに浮かぶひとつの救命ボートのように見えました」
「私がこの旅から学ぶことはまだあると思いますが、新たにひとつわかったことがあります。それは、地球という惑星そのものが、ひとつのクルーだということです」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。




