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手錠をかけられた状態で、ニューヨーク・マンハッタンの連邦裁判所に移送されるマドゥロ大統領(2026年1月5日)手錠をかけられた状態で、ニューヨーク・マンハッタンの連邦裁判所に移送されるマドゥロ大統領(2026年1月5日)

アメリカ司法省は4月23日、ベネズエラのマドゥロ大統領拘束の軍事作戦の機密情報を悪用して利益を得た疑いで、陸軍兵士を起訴したと発表した。

起訴されたのは、米陸軍兵士ギャノン・ケン・ヴァン・ダイク容疑者で、予測市場「Polymarket(ポリマーケット)」で利益を得たとして、商品取引法違反や電信詐欺、不正金銭取引など複数の罪に問われている。

疑われている取引

ポリマーケットは、特定のイベントが将来起きるかどうか、いつ起きるかに予測して賭けをする市場だ。

予測の対象には、スポーツや賞受賞者だけではなく、戦争や政治的な動きなど、幅広い出来事が含まれる。

【画像】ポリマーケットで行われている軍事作戦などに関連した賭け

ヴァン・ダイク容疑者は、2025年12月8日頃から少なくとも1月6日まで、マドゥロ氏拘束作戦の計画と実行に関与し、機密情報にアクセスしていたという。

また、軍事作戦の参加にあたり「いかなる機密情報も漏らさない」と誓約する守秘義務契約に署名していた。

しかし起訴状によると、同容疑者は2025年12月26日頃にポリマーケットのアカウントを作成。12月27日〜1月26日にかけて、「米軍が2026年1月31日までにベネズエラにいる」「マドゥロが失脚する」「米国がベネズエラに侵攻する」「トランプが戦争遂行権限を発動する」など約13件の賭けで、いずれも「YES(はい)」に約3万3034ドル(約530万円)を賭けていた。

米軍は1月3日未明にベネズエラの首都カラカスでマドゥロ大統領夫妻を拘束し、その数時間後にトランプ大統領が軍事作戦成功を発表した。

この発表を受けて、ポリマーケットは複数の関連契約を「YES」と確定させた。

その結果ヴァン・ダイク容疑者は賭けに勝利し、総額で約40万9881ドル(約6500万円)の利益を得たとされる。

その後、ヴァン・ダイク容疑者は利益の大半を外国の暗号通貨ウォレットに送金した上で、新たな証券口座に移したと起訴状には書かれている。

さらに、ポリマーケットのアカウントに紐づけられていたメールアドレスにアクセスできなくなったと虚偽の説明をして、アドレス削除を依頼したとされる。

ポリマーケットでは本名を明かさずに賭けられる。

マドゥロ氏が拘束された後、匿名の人物が同市場で40万ドルの利益を得ていたことが明らかになり、インサイダー取引が行われたのではないかとの疑惑が報じられていた

マドゥロ氏拘束だけではなく、イラン戦争に関連した賭けでも、一部の人たちが機密軍事情報を利用したインサイダー取引の疑いで訴追されている

ポリマーケット「ルールを強化した」

ヴァン・ダイク容疑者の起訴が発表された後、ポリマーケットは「3月にインサイダー取引に対抗するためにルールを強化した」との声明を発表し、「政府の機密情報に基づいて取引を行っているユーザーを特定した際には、司法省に報告し、捜査にも協力する」と説明した。

本件の審理が行われるニューヨーク州南部地区のジェイ・クレイトン連邦検事は、容疑について「米国政府の信頼に対する裏切りで、明確なインサイダー取引であり、連邦法に違反している」と強調

「国家機密を守る責任を託された者には、それらの情報と我が国の軍人を守る義務があり、情報を個人的な金銭的利益のために利用してはならない」とコメントした。

FBIのパテル長官も「アクセス権や知識を利用して私的利益を得ようとする機密情報保有者は責任を問われる」と述べている。

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