春を迎え、SNS上では“安易に触ってはいけない花”の目撃情報が相次いでいます。
各地で報告が寄せられているのは、4月から5月頃にかけて黄色い花を咲かせる「ウマノアシガタ(馬の脚形)」です。その花弁に光沢があり、太陽の下では“黄金色”に輝いて見えるのが特徴です。
国立科学博物館の公式サイトによると、この植物は土手や野原などに群生して咲いており、花びらは5枚。葉は3~5つに大きく裂け、さらにそれぞれが2~3つに裂けた形状をしています。
ウマノアシガタという名前は、葉の形が馬のひづめに似ていることに由来するとされますが、実際にはそれほど似ていないことから、諸説あります。
「きれい」と話題も…注意点は?
SNSでは、「ウマノアシガタが満開です」「たくさん咲いてる」「光沢のある黄色い花弁がきれい」といったコメントとともに、写真が多数投稿されています。
一方で、この植物には注意も必要です。東京生薬協会の公式サイトによると、ウマノアシガタは毒性を持つキンポウゲ科の植物で、汁液が皮膚に触れると炎症を起こすおそれがあり、誤食した場合には嘔吐などの症状を引き起こす可能性があります。
さらに、農研機構の公式サイトによれば、家畜が摂取した場合、口内の腫れや胃腸炎、下痢などを引き起こし、最悪の場合死に至るケースもあるといいます。そのため、家畜の飼料に混ざらないよう注意を促しています。
野外で見つけた際は、素手で触れたり摘んだりせず、小さな子どもやペットが口にしないよう注意が必要です。


