2026年9月、東京・新宿の中心に鎮座する花園神社・神楽殿にて、『宵ノ奏劇 〜芥川龍之介童話外伝〜』が上演されることが決定した。
SNSで「正義の名を借りた略奪者」が量産され、誰もが「自分は正しい側か?」と疑う令和の現代。英雄がただの侵略者として描かれる芥川龍之介の『桃太郎』(※英雄の仮面をかぶった鬼)。
時間が加速し、取り戻せない焦燥感が蔓延する中で、近代の文豪・芥川が解体した古典童話は、今を生きる私たちに何を語るのか。「綺麗な昔話にすがる自分たち」を静かに問い直し、童話を殺すことで初めて見える「生々しい今」を、夜の境内から届ける。
舞台となるのは、江戸時代に内藤新宿が開かれて以来、新宿の守り神として街を見守り続けてきた新宿総鎮守・花園神社。
構成・演出を手掛けるのは串田和美。出演には串田和美に加え、大空ゆうひを迎える。音楽には吉田誠(クラリネット)と本條秀慈郎(三味線)という、西洋の管楽器と和の弦楽器が火花を散らすユニークな2名編成の生演奏で物語を奏でる。
なお、本公演は無料で観劇が可能(事前申込制)。詳細は申込みページにて。由緒ある神楽殿を前に、月夜の中で立ち上がる特別な舞台を体験しよう。
【あらすじ ★芥川龍之介『桃太郎』】
桃から生まれた桃太郎は、働くのが面倒で「おじいさん・おばあさんのような生活はいやだ」と、鬼ヶ島征伐を思い立つ。
きび団子(半分だけ)で犬・猿・雉を雇い、島へ向かう。実は鬼ヶ島は平和で文化的な楽園だったが、桃太郎一行は鬼たちを蹂躙し、財宝を奪って凱旋。日本一の英雄として帰還する——
という、伝統的な昔話の英雄譚を風刺・逆手に取った短編物語。
ほか、芥川龍之介が描いた童話を元にした短編物語を朗読する。
桃から生まれた桃太郎は、働くのが面倒で「おじいさん・おばあさんのような生活はいやだ」と、鬼ヶ島征伐を思い立つ。
きび団子(半分だけ)で犬・猿・雉を雇い、島へ向かう。実は鬼ヶ島は平和で文化的な楽園だったが、桃太郎一行は鬼たちを蹂躙し、財宝を奪って凱旋。日本一の英雄として帰還する——
という、伝統的な昔話の英雄譚を風刺・逆手に取った短編物語。
ほか、芥川龍之介が描いた童話を元にした短編物語を朗読する。