楽しいニュースをまとめてみました。

新国立劇場では、2026年秋からスタートする2026/2027シーズンより上村聡史が演劇芸術監督に就任する予定。これに伴い、これからの未来を担う若い世代の方々に、より気軽に演劇に触れてもらうための新たな観劇支援への取り組みをスタートすることを発表した。

20歳以下の方を無料招待する「シアターデイ」の創設をはじめ、若い世代に向けた3つの優待プランを始動する。観劇への敷居を低くし、日常の選択肢に「演劇」がある未来を目指す、とのこと。

また、2026/2027 シーズン 前半3作品ラインアップ、『巨匠とマルガリータ』『ミノタウロスの皿』『ナハトラント~ずっと夜の国~』 の公演日程・チケット料金が決定した 。

『巨匠とマルガリータ』

『巨匠とマルガリータ』

『ミノタウロスの皿』

『ミノタウロスの皿』

『ナハトラント~ずっと夜の国~』

『ナハトラント~ずっと夜の国~』

上村聡史 次期演劇芸術監督(2026年9月就任予定)よりメッセージ

「五十年後、または百年後、日本の演劇はどうなっているんだろうか? 先輩たちが渡してくれた財産を未来に伝えることはできるだろうか? またはそんなものはまったく消滅し、新たな形態が誕生しているのだろうか?」など、四半世紀ほど演劇に携わっていると、よく考えるようになります。この四半世紀で大きく変わったことは、ネットワークの利便性が躍進し、娯楽の可能性が広がったこと。そして、そのような文明の進歩の一方で、世界的な物価の上昇などで劇場へ行くハードルが少し高くなったこと。かくいう私たちも創作活動において、素材費の高騰も含め、この社会の変化に対応せざるを得ません。ですが、こういった変化のなかでも、劇場にはお客様が絶対不可欠です。 "劇場に行く"という文化が脈々と続くことで、送り手も受け手も想像力が養われ、人が集うことの価値、すなわち劇場文化が発展していきます。

未来の劇場文化のために『シアターデイ』という20歳以下のお客様の無料招待日を、作らせていただきました。劇場の皆さんとたくさん対話を重ねました。"その日の観劇が、少しでも未来の劇場を想う1日になれば"という願いを込めて、『シアターデイ』。それに伴い、演劇部門でのU39の導入と、U25の料金改定をしました。その年代に当てはまらない方々には「ちぇっ、どうせ不遇の世代だよ!」って思われるかもしれません、申し訳ありません。私ものその世代ですので分かります。ですがちょっとだけ、未来を想って劇場に足を運ばれてみませんか。もし金額だけのことでクリアできるなら、少し安いB席があります、どの演目でも用意してあるZ席(1,980円)もあります、アトレ会員という選択肢も……。

人と時間が繋がる場所、そのような劇場を育んでいけたらと思います。