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国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)で、ハンセン病療養所に入所していた海外ルーツの人びとに光を当てた企画展が始まった。

展示は当時、人数が多かった在日朝鮮人の入所者に関する資料などを中心に構成している。

企画展は11月29日まで実施され、毎月2回ほどトークセッションなどのイベントも開かれる。

「過酷な隔離政策のもとで闘い、尊厳を保って生きた姿」伝える

2026年企画展「ハンセン病療養所のなかの「外国人」」2026年企画展「ハンセン病療養所のなかの「外国人」」

2026年企画展「ハンセン病療養所のなかの『外国人』」は、国立ハンセン病資料館 2階 企画展示室で実施されており、入館料は無料。

企画展について国立ハンセン病資料館は、「展示を通して、多様な人びとが過酷な隔離政策のもとで闘い尊厳を保って生きた姿を伝え、ハンセン病問題への理解を深めるとともに、多民族共生という現代的課題についても考える契機とします」としている。

企画展では、1990年代以降にハンセン病患者の療養施設である多磨全生園の民族舞踊グループ「アリランの会」で使用されたチマチョゴリ(韓服)や、1980年代以降に在日朝鮮人入所者が使っていたお茶の間なども展示される。

他にも、苛酷な土木作業に用いられた道具や、1959年以降の年金獲得をめぐる闘争の記録、民族のアイデンティティを守ろうとした生活の様子、民族舞踊の衣装や楽器、文学作品などをテーマごとに整理し、展示。

海外ルーツの人々に光を当てたこれらの資料が一堂に展示されるのは初めてという。

(同館によると、展示では「朝鮮籍」「韓国籍」を問わず「朝鮮人」の語を使用している)

在日朝鮮人のほか、ロシアやインドネシアや台湾にルーツを持つ入所者にも注目。インドネシア出身の入所者が祖母から形見にもらったサンゴの指輪と金のアクセサリーなども展示されている。

ハンセン病資料館は、ハンセン病に関する知識の普及や理解の促進、偏見や差別、排除の解消を目的につくられ、理念の1つに「ハンセン病に対する、古代以来の長年にわたる偏見・差別、とりわけ誤った隔離政策の歴史に学び、苦難や被害を被った人々の体験と、これらに立ち向かった姿を示す」ことを掲げている。

企画展の詳細は国立ハンセン病資料館のウェブサイトから。

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