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2022年10月28日(金)~11月13日(日)Pit昴/サイスタジオ大山にて、 劇団昴公演『ラビットホール』が上演される。2019年に上演した『8月のオーセージ』で、第12回小田島雄志・翻訳戯曲賞の受賞を昴にもたらした演出家・田中壮太郎と劇団昴が2度目のタッグを組む。

本作では、子どもを失った家族のドラマという箱のなかに、その喪失をそれぞれに持った人間同士の感情を繊細に描き出していく。

ストーリー

ニューヨークに住むベッカとハウイー。彼らの4歳の息子ダニーが事故死した後、子供の遺した服や絵本を捨て続けるベッカ、思い出を残そうとするハウイー。自由な妹イジーと11年前に息子を亡くした母ナットと過ごす日常の中で、かみ合わない嘆きと悲しみを抱え苦しむ二人。そんな時、ダニーを轢いた少年ジェイソンからの手紙が届く──。

翻訳・演出:田中壮太郎 プロフィール

俳優、演出、翻訳家。劇団俳優座に1996年から2015年まで所属。2007年より演劇企画体ツツガムシも主宰。俳優として最近の出演作に映画「殺さない彼、死なない彼女」「キャラクター」「8時15分 ヒロシマ」等がある。

演出作品に『ドイツの犬』(ツツガムシ)、『鋼のピアノ』(せんがわ演劇祭)、翻訳・演出に『金魚鉢の中の少女』(地人会新社)、『8月のオーセージ』(劇団昴ザ・サード・ステージ)、『カミノヒダリテ』(劇団俳優座)などがある。

●出演者紹介

ハウイー/岩田翼 プロフィール

岩田翼

岩田翼

平成14年より所属。最近の出演舞台に劇団では『The Weir─堰─』(フィンバー)、『アルジャーノンに花束を』(バート・セルドン)を演じている。劇団の俳優のなかでも中核をなす俳優の一人。都会的な雰囲気を持つ彼だが、今回の『ラビットホール』でのハウイー役をオーディションで射止め、子供を亡くした父親と、その妻との関係に悩む繊細な役柄に挑戦。期待は高い。

ベッカ/あんどうさくら

あんどうさくら

あんどうさくら

平成21年より所属。最近の出演舞台に劇団では『The Weir─堰─』(ヴァレリー)、『アルジャーノンに花束を』(アリス・キニアン)を演じている。声優としても活躍中の彼女だが近年、劇団公演の作品に続けて出演しその実力は成長中。我が子を亡くした母という役は昨年上演した『The Weir─堰─』での役柄とも重なる。田中との稽古の中で細かいベッカという女性の心のひだを表現。